ツツジの根掘りをしようと庭に出ると、向かい側で話し声がする。
しばらくしたら、ショベルカーを乗せたトラックがやっていた。
家主が出てきて「今日は何人ですか?」と聞いている。
二人で作業をするらしい。
「伐根」ということばが聞こえてきた。
生垣の撤去か!
こっちも抜根、やってるぞ!
午前中、いつものように一人で黙々とガンバった。
向こうも作業が進んでいるように見えない。
「この石はどうします?」
「表の庭で使うのでとっておいてください!」
家主と業者が話していた。
疲れたので、家に引き上げ、飯を食べ、テレビを観て、昼寝をして、さてまた午後の作業を続けるかと、外に出てみたら、なんとまぁ、向こうの生垣がすっかりなくなっていた。
重機の力はオソロシイ!
こちとら一ヶ月以上もやっているのにまだ終わらない。
ノコと、クワと、スコップと・・・
向こうは半日で・・・
重機はすごすぎる・・・
生垣がきれいさっぱりなくなった。
家が丸見えのむき出しだ。
この後、いよいよフェンス張りか。
こっちもそうするんだよと言いたいが、うちの作業はまだまだ終わらない。
二カ月くらいかかっちゃうかも・・・
それにしても、ここら界隈が次々に生垣がなくなり、フェンスだらけになろうとしている。
それがはやり病のように伝染している。
考えることはみな同じなのか?