お久しぶりで御座います。
気が付けば半年以上も放置しておりました。
やる事が沢山あって、あっという間に時間が過ぎ去っていました。「熱中」していたって事ですよね。ええ、熱中症も患いましたが。北海道でワイン作りを行うと、醸造が落ち着いた今のタイミングは畑に出ても一面銀世界なので(といっても今年は雪が少ないです)皆様との交流会や営業活動に勤しむ方が多い印象。かくいう私も昨年の1~3月は全国津々浦々を歩きました。1年経ってますが、その内容もいずれブログで紹介出来たら・・・と思ってます。
この仕事を始めて4回目の醸造シーズンでした。
馬追蒸留所という場所に従事し、特に今回は醸造責任者的な立場で大半を自分一人で決める事が出来ました。ワインの担当、ウイスキーの担当、ジンやスピリッツの担当、それぞれの守備範囲を各担当者が見れる環境になっているので、お互いにサポートする事は多くあれど、ある程度は裁量が任せられており働きやすい環境というのが良かったです。今だから言える事ですが、良い意味でセオリーを逸脱出来るのが本当に楽しい。今までは醸造の責任者という立場では無かった事もあり、自分的にはNGだろうという事があっても責任者の方針に従わざるを得なかった部分があり、言い方は悪くなりますが納得させる為に根拠を示す資料を用意したり、場合によってはヨイショしなきゃいけなかったりと、醸造以外に多くの力を注ぐ必要が多かった様な気がします。しかも営業も兼任していましたし。
今シーズンはそんな政治的活動をしなかったお陰で、最初から最後まで醸造に没頭出来た事は大きな糧となりました。もちろん過去の醸造シーズンや、それ以前の各所ワイナリーでの醸造サポート(手伝い、ボランティア)で得た十年近くの経験が役になってない事は無く、その上積みを続けての事ではありますが過去に試した事のない挑戦をしたり、大きな経験と自信に繋がりました。ナチュールワインなんかも初めて作りました。自分としては、以前のワイナリーよりも良い品質を確保できたと見ています。
前回のブログ(といっても昨年の4月かよ)ですが、課題が山積みのワイナリーではあるけど、その課題が明確になっているので1つ1つ解決していけばゴールに近づく環境と見ています。時間がかかる案件も有りますが、少しずつ改善していければ良いと考えています。
そして、この1年間、色々な方にお会い出来ました。
こんな更新頻度も落ちたブログなのに読んでたよーという声もかけられたり、リアルでお会いした方には転職の詳細を根掘り葉掘り聞かれたりと(これを聞きたい人は直接でお願い致します・・・)ある意味楽しい1年でした。リアルではなかなかお会い出来ない方々も、日本ワインに首ったけ♪のしどさんを中心としたコミュニティの方々など、沢山の応援が嬉しかったです。
いままで憧れでしかなかった生産者と同じ場所や同じ立場で仕事出来る事が何よりも嬉しく、まだ緊張してしまう事もあります。あとは意外にもファンが多くてびっくりの、私が発案したコンセプトのワイン「MAKANAI BLANC」「HAKUSEKIREI」の商標は色々と邪魔が入りましたがw(これを聞きたい人は直接で(以下同文)) 無事に登録完了しましたので、今後新しい形でリリースをさせて頂きます。
近々で皆様にお会いできるのは、第29回を拓く道産ワインの夕べ2025でしょうか。
馬追蒸留所のブースで、お待ちしております。
全国で開催されているウイスキーフェスなどにも(ワインは無いけど)出展しておりますので、お近くで開催されている際はぜひ足を運んでくださいね。
enjoy wine life.