フランスにおける複数の地域の病院が、Covid-19の第二波を乗り切るべく、「疫病などで患者が病院に殺到する事態に対応する計画」である、『白い計画(Plan Blanc)』を始動。
保健省の規定によると、『白い計画』の始動とは具体的に、ベッド数の増加、急患以外の患者の移送、急患以外の患者の手術延期、もしくは期日変更など、今後見込まれる患者数の増加に備えること。
今回『白い計画』の始動を採択したのは、Covid-19による重体患者の急増が目立つ、モンペリエ(エロー県)、イル=ド=フランス、そしてロワール県。
フランス公衆衛生局の発表によると、9月20日の数字は以下の通り:ー
24時間以内の感染者数:10,569人
24時間以内の死亡者数:12人
過去7日間の病院入院患者数:3,894人
うち集中治療室の患者数:593人
ロワール県のロアンヌでは、Covid-19による救急部門への訪問者は、ここ2週間で30%増加。入院患者は、継続的に増加中。イル=ド=フランスの地域圏保健機関(ARS)は、数週間のうちに病院への負担が急増すると予測。
レイモン・ポアンカレ病院の伝染病専門医であるダヴィド医師いわく、「我々は第二波に備えなくてはいけない。腕組みをして病院が満員状態になるのを待っているわけにはいかない」と。
またロアンヌ病院のモアロン医師は、「『白い計画』によって、ベッド数を17台増やし合計23台に。2人部屋を作って、患者の急増に備える」と。
このような計画を始動させることで、春の第一波の時のような混乱を避けることができると、保健専門家は期待するところ。
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感染者が増えてしまったのは仕方ない。それでは今度はベッド数を増やして、受け入れ態勢を強化しよう。。。というところでしょうか。
本当にやってきた第二波。この冬は、みんなでマスク着用と手洗いを励行。よい習慣を身に着けるチャンス。これで胃腸炎とインフルエンザの感染率の方が減るかもしれません?
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