フランスは金曜日、パリ同時多発テロ発生から5年を迎えたものの、精神的な傷はいまだ癒えず、最近発生する新たな襲撃に怯えるところ。

 

 

2015年に発生したパリ同時多発テロ事件では、スタッド・ド・フランス、バー・レストラン、そしてバタクラン劇場が、イスラム国(IS)戦闘員による襲撃を受け130人が死亡し、350人が負傷。

 

襲撃はフランスに大きな爪痕を残し、いまだテロに対する警戒態勢が敷かれるところ。

 

「5年たったのに、まだ日付は2015年11月13日のまま」というのは、バタクラン劇場で襲撃に遭った被害者ダヴィッドさん(David Fritz Goeppinger)。事件を乗り越えようと、本"A Day in Our Lives"を執筆。

 

「今日は気分がよい」など「今日は~」という表現を使うのが難しいとし、「心的外傷ストレスを払拭することができない」と語る次第。

 

また同じくバタクラン劇場で襲撃に遭遇したカトリーヌさん(Catherine Bertrand)は、コミック本 "Chronicles of a Survivor"を執筆。心的外傷ストレスは軽減してきたものの、機会があるごとに現れるということ。

 

「外出する時、公共の交通機関を使用するとき、そういう場面でよみがえってくる」と。

 

金曜日はカステックス首相とパリのイダルゴ市長が、小さな式典に参列。コロナウイルスのパンデミックにより規模が縮小されたものの、スタッド・ド・フランス、バー『ル・カリヨン』、そしてバタクラン劇場で開催。

 

犠牲者に哀悼の意を込めて、エッフェル塔は午後8時で消灯。その後、1時間ごとに点灯。

 

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日常の些細なことでも、トラウマになるものはたくさんあるのに。5年とは、長いようで短い月日。。。

 

 

 

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