欧州委員会のマルガリティス・スキナス副委員長は土曜日、イギリスはEU離脱後の移民問題を、自国で解決しなければいけないと発言。

 

 

「イギリスは欧州連合を離脱したわけだから、自国の国境管理を自国で組織化する必要がある」と、移民キャンプの再開に際し訪れたギリシャのコス島で、報道陣に語った次第。

 

「国民投票で『自国の管理権を取り戻すべく離脱』というスローガンを掲げたわけだから、管理権を取り戻した今、移民管理を組織化するために必要な対策を取るのはイギリス自身」と。

 

水曜日にはカレー沖で、移民の乗ったゴムボートの空気が抜けて、男性17人、女性7人、子供3人が死亡。小型ボートで海峡を渡ろうとした移民は、今年だけで25,700人に。

 

フランスのマクロン大統領は水曜日、「フランスは海峡を、『墓地』にするようなことはしない」と。しかしこの移民劇をきっかけに、英仏では言葉による争いが勃発。

 

イギリスのジョンソン首相は木曜日、フランスからイギリスに移民が渡ることを防ぐべく、5つの対策を提案する書簡を送付し、内容をツイッターで公開。その提案には、イギリスの警官をフランスの海岸に派遣すること、またフランスはイギリスで難民申請が拒否された人を引き取ることなどが記載。

 

「提案の方法に驚いている。まるで深刻に考えていない。このような質問要請を書簡、そしてツイッターで発表するとはどういうことか。一国の代表が、他国の代表と会話ができないなんて」と、訪問先のローマで報道陣に語った次第。

 

ジョンソン首相の書簡を受けて、フランスのダルマナン内務大臣は日曜日に予定していた欧州大臣の集まる会合に、イギリスのパテル内務大臣の招待を却下。

 

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イギリスEU離脱の大きな目的は移民阻止だったのに、防御対策が全くないなんて。。。

 

 

 

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