フランス語で「朝食」を意味する、「プティ・デジュネ(petit déjeuner)」という単語が表れたのは19世紀。それまでフランス人の食事は長い間、1日2食であったということ。

 

Photo by Alisa Anton on Unsplash

 

まずは午前10時から12時の間に、現在では「昼食」を意味するデジュネ(déjeuner)を、1日の主要な食事であるデェネ(le dîner)としていただき、午後5時にスープを中心に構成された、「夕食」を意味するスーペ(souper)を食していたという次第。

 

  • デジュネ(déjeuner)午前10時~12時
  • スーペ(souper)午後5時

 

そんな1日2食の生活も、世紀を超えて「労働時間」を中心にした生活が浸透すると、ディネとして食された「デジュネ」は昼まで保留され、「スーペ」は消滅

 

そして、この変化に伴い誕生したのが、労働の前にいただくプティ・デジュネ(petit déjeuner)

 

しかし、当初は1日の一番初めにいただく食事を「コーヒーカップのデジュネ」という意味の「デジュネ・ア・ラ・タス(déjeuner à la tasse)」と呼び、これまで通り午前10時から12時までにいただく食事を「デジュネ・ディナトワール(déjeuner dinatoire)」と区別させ、国民を大変混乱させたという話。

 

  • デジュネ・ア・ラ・タス(déjeuner à la tasse)朝一番の食事
  • デジュネ・ディナトワール(déjeuner dinatoire)午前10時~12時の2番食

 

こういった過程を経て、現在の朝食(petit déjeuner)、昼食(déjeuner)、夕食(dîner)という1日3食の食生活が、確立されたということに。

 

  • 朝食(petit déjeuner)仕事前の食事
  • 昼食(déjeuner)正午~午後2時の食事
  • 夕食(dîner)夜の食事

 

ちなみに、デジュネ(déjeuner)という単語は、「中断」を意味する接頭辞「デ(dé-)」と、「断食する」という意味の動詞「ジュネ(jeûner)」の組み合わせ。そこから、「夜間の断食状態を中断する、1日の初めに食べる食事」を意味するように。

 

  • 1日の初めの食事(déjeuner)=中断(dé-)+断食する(jeûner)
 
これは英語のブレックファスト(breakfast)においてもしかり。
 
  • 1日の初めの食事(breakfast)=破る(to break)+断食(the fast)
 

・・・・・

 

昔は1日に食事はデジュネとスーペしかなく、かなり質素だったわけですね。言葉の歴史、そして仕組みって、面白いですよね。

 

フランス人の朝食も変化!:-

 

フランス人の朝食といえばコレ!:-

 

・・・・・

 

朝食はバゲットにバターが美味しい!!:-

 

 

・・・・・

 

心の安らぎにおススメ!南西仏ペリゴールのフォトガイド:

 

本の中身をご紹介!わが町エイメのページです:-

 

「美しい村」に登録されたヴィルレアル!エイメから車で30分(30㎞)です:-

 

そしてヴィルレアルから東へ、車で15分(15km)のモンパジエ!ここも「美しい村」に登録されています:-

 

今度はヴィルレアルから南へ、車で15分(15km)のモンフランカン!ここも「美しい村」に登録されています:-

 

南西フランス・ペリゴール地方に行ってみたい、行き方を知りたい!という方、ぜひご連絡ください!アーモンドの花が咲き始めました:-https://www.facebook.com/eymetfrance/

 

また、ペリゴールの南に位置する植物園「ラトゥール・マルリアック」は、モネの睡蓮のふるさと。パリ万博に出展された同園の睡蓮に、モネが一目ぼれしたという話!:-https://www.facebook.com/latourmarliac

 

このラトゥール・マルリアックの白い睡蓮「アルバ」のエキスを配合した話題作、ディオールのクレンジング「ピュリフィアン」です。

 

洗顔料「ラ・ムース」

 

クレンジング・ウォーター

 

クレンジング・ミルク

フランス田舎暮らし・エイメのプロフィール
南西フランス・ペリゴールを楽しむアイテム
フランス田舎暮らし・エイメ