東京育ちが地方に住むということ

東京生まれ東京育ちですが、今後は静岡県に住むことになります。東京育ちが地方に住むときに感じたギャップや、働き方などを中心につらつらと書いていきます。

休みたいけど休めない!妊娠中の働き方


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妊娠中に働くのはめちゃくちゃつらい

妊娠中はつわりがあったり、体力がなくなったり、疲れやすかったり、眠かったり、とにかく働くのがとっても大変です。

できれば残業したくないし、むしろ時短にしたい。週3くらいで楽に働きたいって思います。

自分が妊娠してから思いますが、世の中の妊婦さんまじですごい。

そんな大変なら早めに会社休んだり、時短にしたり、時間ずらして出社したり工夫すればいいじゃん!って思いますよね。

ただ、それも意外といろんな理由でできないのです。

承認されるまでが長い

時短とか在宅勤務とか、働き方を変えるためには何かしら申請が必要になりますよね。

そもそも、その申請して承認されるまでが長い!大企業だと特に直属の上司の承認から本部長とか社長とかまで承認を取る必要があったりして、とにかくなかなか承認されません。

2週間なんて余裕。上司によっては忙しいとかで承認するの忘れて、申請止まってることもザラです。

妊婦の1週間って結構すごい時間なんです。その間に赤ちゃんがどれだけ成長することか!その間につわりとか体調不良がどれだけ悪化することか!

管理職の人はお願いだから、最優先で承認してあげてください。

忘れてたよ、てへぺろ(古い)なんてされた日には殺意芽生えそうですよ、ほんと。

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制度があっても使えない

フレックスや在宅ワークが可能な職場なら幸せですね。うちも一応制度としてはありますが、どうしたものかあまり使えない。

制度上は週1で出勤すれば在宅もOKだし、フレックスなので、コアタイムにいれば何時に出社してもOKという感じです。

ただ、なんとなく定時はいなきゃいけないら雰囲気は漂ってます。

朝早く出勤しても、先に帰るのもなんか気まずいので、定時まで待って帰ることになります。つまり、朝残業の形です。

逆に遅く出勤するにしても、家から会社が遠いと、意外とまだ通勤時間で電車が混んでて座れなかったり、帰りに遅く帰ることになるので家に帰ってからのご飯の支度とかが辛かったりします。

なので、フレックスはあまり使えません。ではいっそ在宅はどうかというと、これもなんとなく使いづらい。

在宅したいんですけど…と伝えると、体調に合わせて適宜使っていいよ!とは言われるんです。でも、在宅ってことはパソコンもって帰りますよね?ってことは、前日に次の日の体調を予測してパソコンをあらかじめ持って帰らないといけない。

無理じゃね?

妊婦って、突然体調が悪くなるものです。特に妊娠初期なんて、夜中に起きておなか痛すぎて眠れなくて2時間くらいヒーヒー泣きそうになりながら痛みに耐えることもあったり。

そんなの、前日にはわかんないですよ。

なんとか週1から在宅にしていいですか?って勇気を振り絞っても、だんだん週1在宅でもきつくなる。電車が辛いのでもっと在宅でやらせてほしくなる。

在宅の日数を増やしたいんですけど…と相談して「つらいよね、もう週4で在宅でもいいよ!制度フルに使っちゃえ!」くらいの言葉を期待しても、「はい」としか言われず、そんな冷たい反応されると、じゃあ、、、週2で。としか言えません。

心を強く持って、週4で在宅させてください!って叫べばいいんでしょうが、チキンゆえに空気を読んでしまいます。

人事は制度を作って満足。使っていいよと口だけ。現場は全然そんなつもりはなく、制度を作って新卒や中途を集める材料にしてるとしか思えない。

制度が整ってる会社でも、そういうことはよくあるのでご注意を。

お金がほしい

妊娠中や、出産後に収入が激減することを考えると、お金は少しでも多くほしいもの。

時短にしたり、勤務日数を減らしたら、産休前から給料が減っちゃう!今後1年は収入が減ることを考えると、いまのうちに稼いでおきたい。

私はこの理由から、つらくても時短にしたり休んだりなかなかできませんでした。

しかも、産休前の給料をもとに、産休中の給付金を計算してるので、ここでがんばらないと産休・育休中の収入がさらにさがることに…!

有給も、つわりとか体調不良で使ったりするのですぐなくなっちゃうし、もう八方塞がりです。つらくても、気合いでがんばるしかない。

妊婦健診で会社を休む時に、健診休暇みたいなものがとれたりしますが、これも無給。うちはフレックスなので、どこかで残業しないと、健診で働かなかった時間分、月給が下がることに。

ただでさえ残業してなくてお給料下がったのに、基本給さえもらえなくなるのはこまる!ということで、健診で休む時間分ちょっとずつ残業してたりします。

無理しないで、とか言われるけど、だってお金ないんだもん。そんなこというなら、強制的に取らされる健診分を有給にしてほしい。本当に。

安定期は月1ですが、初期や後期に近くなってくると月2に健診が増えます。移動もゆっくり歩いていったりするし、とにかく時間がかかる。その上病院も混んでてなかなか呼ばれない。そうすると、月4,5時間は健診で働けない。

妊娠してから月5時間の残業時間を稼ぐのって、本当大変なんです。

旦那さんが稼いでくれるところは良いけど、共働きで、かつ奥さんの方が給料が高いところはほんと大変ですよね。一緒に耐えましょう、世の中の妊婦さん!

休まないけど妊婦を労って

頑張り屋さんの妊婦は休まない人が多いと思います。でも、実際はつらい!

今私は妊娠7ヶ月の安定期なのに、急に妊娠初期くらい体が不安定になり始めてたりします。8ヶ月になったら、会社までDoor to Doorで片道1時間立ちっぱなしの満員電車を耐えられる自信はありません。

妊婦さんと一緒に働いている方は、ぜひ周りから声かけをしてあげてください。言い出せないんです。でもわかってほしいんです。本当に大変なんです。

出生数が2年前倒しで90万人を下回りそうというニュースも見ます。国としても、産んでほしいんですよね?

妊婦さんは、がんばってるんです。

キャリアも中断するし、お金もきつい。体調も悪い中必死で生きてるし、人混みからは常にお腹を守ってる。

会社として、社会として、もう少し手厚いケアをしてください。そうしないと、働くのを諦めて産むか、産むのを諦めて働くかで、労働人口か出生数のどちらかが減っていくことになります。

どうにかしたい、本当に。