がんばるって、日頃は美徳と見なされることが多いと思う。
子どもの時に「よくがんばったね」と褒められた経験のある人は多いだろう。

一方、「欲」は悪いイメージがつきまとう。
昔話も、正直じいさんにいいことが起こり、欲張りじいさんは結局ひどい目に会う話が多い。
「もっと、もっと」と強引に迫るイメージ。

でもこの二つ、結構よく似てるんじゃないか?と気がついた。
がんばるって、限界を感じているのに、そこに満足しないで、
「もっと、もうちょっと」と欲張ることでもあるよね?

本人が集中して最高のパフォーマンスを結果的に出している時、
まわりには「がんばっている」と見えることも多々あるかもしれない。
でも、こういう時、本人は集中しているだけで、
たぶん頑張っているとは思わないんじゃないかな。

うん、集中しているうちはいいけど、
もっと、もうちょっとと欲が出てくると、
ちょっと違うところに行ってしまうのかな。

「がんばる」で何かまずいことがあるのかというと、
欲張りになる危険があるってことと、
そのために感覚が鈍る危険があるってこと。