先日、合唱の仲間からサプライズでプレゼントをもらった。

この人、あまりお金がない。
プロジェクト合唱団の週末集中練習で、家から遠く、通えるスケジュールじゃない。
かと言って、コロナの後、各種ホテルはかなり値上げされた。
とても払える額ではない。
早退させてもらおうと思っていたら、主催者の人にダメ出しされて、途方に暮れていたらしい。

それで、練習場所から比較的近い私たちの家に、一泊してもらった。
この人、ずーっとずーっとしゃべりっ放しで、静かな私たち夫婦は、正直なところ、ちょっとまいったなーと思っていた。

この時、お礼に彼女の大好きな、某メーカーのチョコレートを頂いた。
これが、泊めてあげたお礼だと思っていたので、その1ヶ月後にまたまたお礼を頂くなんて、思ってもみなかった。

きっと、前回のチョコレートでは、彼女自身が不満足だったのだろう。
うちに泊まった時に、朝食にコーヒーを出したことを覚えていてくれて、彼女が住んでいる街のコーヒー屋さんのコーヒーパッケージを詰め合わせてプレゼントしてくれた。
彼女の手元にあった他の箱だけど、きちんと箱詰めして、彼女の大好きなチョコレートを隙間に詰めて包装して。
そして、「コーヒー、飲む?」という絵葉書に、「あなたと会うのがとっても楽しみ!」とコメントの入ったシールを貼って添えてくれた。

とにかく、
「泊めてくれて、とっても嬉しかったんだよ!」
というこの人の気持ちを、できるだけ詰め込んでくれたに違いない。

まいったなー。
このコーヒーが、またなかなか美味しくて、今このコーヒーを味わい、彼女のことを考えながらこの記事を書いている。



コーヒーで一服