安富 歩 著 『生きる技法』を読み終えました。

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私は著者と似た環境で育ってきたのか、細かいところまで「ああ、そうだったのか」と納得することが多かったです。

目からウロコが落ちたような心持ち!!なのですが、文字にしようとすると逃げられてしまう、そんな心地です。自分のためにメモしておきます。

幸せは状態である

行動でもなければましてや物理的な条件やモノでもない。
感じるか、感じないかがすべて。

私なりの理解のしかたですが、
「自己嫌悪」とは「自分を嫌うこと」ではなかった!

敢えて言えば、自分だからかかってしまうネガティブなバイアス。制限。

私だから
・そう都合良くはことが運ばない気がする
・嫌われてはいないかもしれないけど、何にも気を遣わないのに愛されるとか、憧れられるとか、想像できない
・なんだかカッコ悪い、そしてカッコ悪くすることで実はちょっと安心する

あるいは、上の「幸せとは感じるかどうかがすべて」と絡めて言えば
・なんにもしないで、こんなにラクで、幸せになれるわけがない
・幸せになるためには、幸せな人をお手本にしたい
・幸せとは、誰か他の人が持ってるもの
・幸せとは特別なもの

・自分の外に自分の知らなかったもっと良い状況がある

まあ、そうかもしれないけど、だからと言っていつもいつも外の情報を集めていると、集めれば集めるほど焦りが出る。

本にある通り、生まれてすぐ自己嫌悪を感じる赤ちゃんなんていない。
ということは、自己イメージに対してかかるバイアスは、後天的なもの。
多くは両親、そして教育や社会の影響。

親の接し方によって

・なんかがんばって気張ってないと世の中から取り残される

と思うか

・私だったら大丈夫、なんとかなる

と思えるかが決まる。

常に何かしていないといけないような気がするのは、すでに自己嫌悪。
「自分は素のままいてはいけない」が心の土台になっているから。

なら、自分でも意識しないうちに親に自己嫌悪を植え付けられてしまったら…
確かに大変だけど、自分で向き合うっきゃない。

自己嫌悪は、自分の感覚を無視したり、信用できない状態なので、どうしても盲点がある。
そのため、本当の友人の助けが必要。

自己嫌悪から抜けようとすると、自己嫌悪を止められない自己を嫌悪するというスパイラルにはまる。
自己嫌悪に気づくだけでいい。気づいた瞬間に自己嫌悪は抜ける。ホントにこれだけ。

わかる人にはわかる、わからない人にはわからない話かもしれません。
家庭環境は、それぞれ全然異なるから。

私個人としては

・幸せとは状態、感じ方である
・だから、幸せになるために何かをする、何かを求めるのは根本的にずれている
・心の空虚は、行動やモノ、業績では埋まらない
・埋めようと外に求めるほど、心の空虚は広がる

というあたりが、今後の人生の指針になりそうです。

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