本日は早朝4時に出勤して、夜7時に終業で残業は6時間。
元横綱・白鵬の引退会見が昨日行われました。
現役時代の数々の問題行動(私にはそこまでヒドいものとは思えませんでしたが)の影響で年寄「間垣」への襲名がすんなりと認められず、
「オレたちの言うことを黙って聞け」的な内容の誓約書にサインさせるという白鵬にとっては屈辱的な条件を飲んだ上での承認となりました。
銀座の一等地に部屋を構える大きな夢を抱く白鵬にとっては、この程度の屈辱は我慢しなければということなのでしょうが、
果たしてこの我慢がいつまで続くのかは大いに疑問であります。
と言うのは、おそらくこれから相撲協会は何とか白鵬を追い出そうと、陰湿な嫌がらせをする可能性が高いと思われるのであります。
白鵬の師匠である宮城野親方が来年に定年を迎えるため、その後に部屋を引き継ぐことが既定路線と言われていますが、
部屋を持つには協会の承認がいるため、色々と難癖をつけてそれを認めないことが考えられます。
あと、親方となればたとえ元横綱であっても最初は場内警備やチケットのもぎりといった下っ端仕事をしなければならず、
しかしながらそういった横綱・大関クラスは1、2年もすれば審判部などの花形部門に配属されるのでありますが、
人事権は協会が握っている以上、白鵬をいつまでたっても下っ端に置いておく仕打ちをすることも考えられるでしょう。
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まあしかし、そうやって本当に白鵬を追い出してしまえば、残念ながら日本相撲協会はそう遠くない未来に滅亡の日を迎えることとなるでしょう。
優勝22回の貴乃花に続いて、優勝45回の白鵬という平成時代の相撲界を支え、
そして誰よりも稽古をして、誰よりも相撲を愛した偉大なる功労者2人を追い出すなんて、
相撲そのものを否定するようなもので、プロ野球でいえば王・長嶋を追放するようなものです。
思えばこの30年間で横綱になった力士は10人いますが、曙・貴乃花・若乃花・朝青龍・日馬富士と理由は様々であるものの、
半数の5人も協会を去っているなんて異常事態であります。
日本相撲協会の理事長は基本的に元横綱が務めますが、今の八角理事長の次の世代の横綱となると、
稀勢の里や鶴竜はまだ若いので、元・武蔵丸の武蔵川親方しか適齢期の人材が残っていません。
後継者不足に悩むのは同じ男系社会の皇室と似ていますが、皇室が旧宮家の皇族復帰を検討しているように、
いずれ相撲協会も人気低迷・後継不在を打破するため、旧宮家的な存在である貴乃花の協会復帰をお願いするのではと、
いまだに貴乃花を愛してやまない一ファンとして妄想するのであります。