と言われている一方で
「ワキガにミョウバンは効かない」
こんな事も言われてます。
しかし、ミョウバンを主体とした製品は多いですし、実際デオナチュレのクリスタルストーンなどはミョウバンの塊そのものです。 もう発売して何年も経ちますが、出てきた当初はワイルドな製品だなーとか思った記憶があります。
さて、結局ワキガ対策を考えた場合にミョウバンはどの程度効果があるのでしょうか?
実際試してみたこと、化学的な側面、併せて説明していきます。
ミョウバンが持つ効果とは
ミョウバンって化学の実験で使ったぐらいで、実際買ったことはないという方も多いのではないでしょうか? 実際あるとすれば漬物に使うか、この体臭対策として使うかぐらいですかね。ミョウバン自体は大して高価なものでもなく30g100円程度で売ってます、また普通にスーパーで売ってるので入手性も高いです。
成分自体はいわゆる金属塩の結晶であり、低価格帯のデオドラント用品にはミョウバンとは直接書かれていなくても、同等の成分が含まれてたりしますね。
効果としては大きく分け3つ
まず1つが溶けると酸性を示す為に殺菌作用を持ち、皮膚表面の雑菌の繁殖を抑える効果が期待出来ます。 アルカリ性がなぜ良くないかは他記事でも割と出てくる内容ですね。
2つ目の効果としては金属塩が収れん作用を示す為、汗自体の量を抑える制汗効果が期待できます。
3つ目は含まれる金属が臭いと反応して起こる、消臭効果もそれなりに期待出来ます。
つまり、体臭対策として必要な効果が詰まった、天然のデオドラント用品と言っても過言じゃないのがミョウバンです。 古くはローマの時代から使われているだけはあります。
ミョウバンの使い方
焼きミョウバンを買ってきて、そのまま粉末にして肌に塗ってもいいですが、当然粉っぽくなるので、使いやすさを考えると水に溶かしたほうが良いです。
ミョウバン50gに対して、水1.5リットル程度
大体この比率で溶けきるギリギリの量です、あまりに多くしても溶けないで沈殿するだけなので、上記割合を目安に作って下さい。ミョウバン50gに対して、水1.5リットル程度
ちなみに、溶けるまで時間がかかるので、1晩は放置しておきましょう。
注意点としては浄水で作るのはやめましょう、塩素が入ってないのですぐ水が腐ります。
また、あまり長く置いておくのも水が悪くなる為、2,3週間程度で使い切れる量に加減して下さい。
ミョウバンとワキガの関係
さて、ここまでミョウバンを持ち上げてますが、本題のワキガに効果があるのかについてです。これは先に言ってしまうと、日中使うメインのデオドラント用品としては力不足、というのがワキガ臭を抑える上での結論になります。
理由としては何より持続時間が問題になります。
というのも、汗で流れたりや服についたりなどで、すぐに成分自体が薄まって効果が無くなってしまうんですね。
また、汗臭さ自体は軽減出来ますが、ワキガ臭を完全に抑えるほどの効果はありません。
一方でその低コストっぷりは素晴らしく、また直接塗る以外にも効果がある為、ワキガ対策を考える場合は補助的に使うのがおすすめです。
例えば、短期的な効果はあるので、スポーツ後、緊張する会議後、飲み会後などの大量に汗をかいた時のリカバリーとして、小さめのスプレー容器にミョウバン水入れておき、タオルに吹き付けるといった使い方があります。
乾いたタオルや普通の濡れタオルで拭くよりも効果大で、すっきりしますね。
他にも洗濯物の臭い対策としても有効です。
洗濯時に大体50ml~100ml程度入れて洗うと衣類についた臭いを取り除き、生乾き臭も抑えてくれます。
注意としては、粉末洗剤を使ってるならすすぎの時に加えて下さい。 液体洗剤なら最初から入れても大丈夫です。 粉末石鹸だと洗浄力が落ち、粉が残ってしまうんですね。
あとはミョウバン風呂とかですね、50ml程度入れれば肌表面を酸性に保つ効果で、風呂あがりの体臭を抑えてくれます。 残り湯を洗濯に使いまわすならその臭いも抑えてくれるので、特に有効でしょうか。
ただ入れ過ぎると浴槽も肌も痛めるので、効果を上げたいからと過剰量を入れるのはダメです。(笑)
それ以外にも、ファブリーズ的な使い方も出来ますし、靴の臭い対策だって出来ます。
このように優秀なのですが、もう1度言うと日中メインのデオドラント用品としては力不足です。 それを無理に使おうとすれば残念な結果に終わりますので、正しく使いましょう!
日中の対策としては持続力、消臭力に特化した専用品が必須です。
既に使ってるならそれとミョウバンを併せればより効果が高まりますし、何も使ってないなら早急に何かしら使う事をおすすめします。
他にもワキガ対策をまとめてある記事はこちらです、まだ読んでなければ是非。
ワキガ対策は最低限コレ!絶対にやるべき事のまとめ