いよいよ師走。
毎年この時期になると、証券会社からNISAのロールオーバーの手続き期限についての案内メールが届きます。
私の利用しているSBI証券では、今年のNISAロールオーバーの手続きの期限12月9日(木)が迫っています。
NISAロールオーバーとは
NISA口座で購入した株式や投資信託は、NISAの非課税期間(5年)の満了時に、ロールオーバー(非課税期間延長)の手続きをすることにより、翌年のNISA非課税投資枠をつかって、非課税期間を5年間延長することが可能です。
(参考)NISAロールオーバーとは?非課税期間満了時のご案内(SBI証券)
これまではNISAロールオーバーしていました
私は、2015年に一般NISAでの運用を始めました。
これまでNISAの非課税期間満了を迎えたのは、2019年と2020年の年末の2回ですが、いずれもロールオーバーの手続きをしました。
今年は、初めてロールオーバーの手続きをせず、見送ることに決めました。
NISAロールオーバーの手続きをしない場合はどうなるか
NISAロールオーバーの手続きをしない場合は、非課税期間満了後、最終営業日の時価で特定口座(特定口座がない場合は一般口座)に移管されます。
ロールオーバーをしない場合は、特に手続きは不要です。
(ロールオーバーをする場合は、期限までに手続きが必要です)
今回ロールオーバーを見送ることを決めた理由
これまでは、対象となる保有株が含み損状態であったことから、非課税期間満了時の含み損確定を避け、含み損の解消を待つために、ロールオーバーを行いました。
しかし、ロールオーバーすることにより、その分、翌年の非課税投資枠が減少するデメリットがあります。
ロールオーバーすることにより、含み損の確定は避けることができますが、将来必ず含み損が解消できる保証はありません。
ロールオーバーしないことで、含み損は確定してしまいますが、その分、来年のNISA投資枠をフルに活用することが可能になります。
毎年、年末を迎える前にNISA口座の非課税投資枠を使い切ってしまっている現状を踏まえて、今回はロールオーバーによる含み損の確定回避よりも、非課税投資枠の活用を優先しようと考えました。
ロールオーバーを見送ることで約マイナス10万円の損失確定見込み
現時点で、今回NISAロールオーバーの対象となる保有株は、2017年に購入したセブン銀行株とみずほFG株です。
合わせて現在、その分の含み損益はおよそマイナス10万円。
年末までに株価の上昇がなければ、この含み損が確定することになります。
NISA口座の損失は、特定口座と異なり、確定申告で損益通算することができません。
そのため、これまではNISA口座の損失確定を極力避けてきました。
しかし、ロールオーバーで一時的な損失確定を回避したところで、必ずしも最終的な損失を避けることができるわけではありません。
そうであるならば、潔く自分の過去の投資の失敗を認めて、新たな非課税投資枠を活用する方がよいとの考えに至りました。
損失を確定したところで、今より保有資産額が更に減少するわけではないですしね。
本日も最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。