世界中で大ヒットを記録中のネットフリックスの韓国ドラマ「イカゲーム」は、様々なムーブメントを巻き起こしている。

イカゲーム　舞台裏映像


「イカゲーム」は、貧困にあえぐ人々が謎めいた島に集められ、456億ウォン（約43億円）の賞金を賭けた命がけのデスゲームに参加する物語だ。

第一のゲーム：だるまさんがころんだ
第二のゲーム：カルメ焼き（ダルゴナ）
第三のゲーム：つな引き
第四のゲーム：ビー玉
第五のゲーム：飛び石ゲーム
第六のゲーム：イカゲーム

●服装の売り上げ

参加者は緑のジャージに白いスニーカーを履いているが、ドラマに登場するVANSの白のスリップオンタイプのスニーカーや緑のジャージの売上は、配信開始から7800％も伸びたという。また、他のメーカーの同タイプのスニーカーの売上も97％上昇したという。



さらに、英紙ガーディアンによるとアマゾンで「Squid Game costume（イカゲームコスチューム）」と検索すると2000以上のアイテムがヒットし、グーグルトレンドでもこのワードの検索回数が急上昇中という。

●リアルイベント

中東のアラブ首長国連邦では、韓国文化センター主催で、2021年10月12日、ドラマで描かれたゲームを現実世界で体験しようとするリアルイベントが行われ、参加者には賞金ではなく、緑色のジャージが授与されるとのこと。（もちろん、ゲームに負けても暴力は受けません。）

ショーのロゴが入ったTシャツを着た15人の2つのチームが、赤、薄緑の光、ダルゴナキャンディーチャレンジ、ビー玉ゲームなどをプレイしました。

イベントのスタッフは、ショーの死のゲームの警備員のように見えるようにピンクの円、三角形、正方形の衣装を着ていました。

韓国ドラマ「イカゲーム」を体験、アブダビでイベント

「 #イカゲーム 」の世界を体験できるイベントが、アラブ首長国連邦（UAE）のアブダビにある韓国文化院で行われた。ドラマとは異なり、このイベントで参加者が血を流すことはない。#SquidGame pic.twitter.com/ou391Usjkb

— AFPBB News (@afpbbcom) October 15, 2021

●韓国語オンライン講座

米国と英国のオンライン語学講座では9月18日のドラマの配信開始以来、韓国語を学ぶユーザーが急増中。

さらに、ロイターの10月11日の記事によると、「イカゲーム」の配信開始から2週間で、語学プラットフォームのDuolingoでは韓国語を学ぶ英国人の新規ユーザーが76％増加した。また、同時期に米国でも韓国語を新たに学ぶユーザーが、40％増加したとされる。

Reuters

●カルメ焼き

JIJI Press

ドラマの型抜きゲームで使われたダルゴナ（日本語ではカルメ焼き）の人気も急上昇している。
カルメ焼きはすぐにやわらかくなってしまうため、ファン監督と美術監督は「カルメ焼きのプロ」を雇って、現場で出来たてを用意することにし、ソウルの、イム・チャンジュさんと妻のジョン・ジョンスンさんが雇われ、２人は３日間の撮影で３００～４００枚を作った。



２人が営むソウルの簡素な屋台は今、市内で最も人気のスポットの一つとなっている。開店するや否や次々と注文が入り、行列ができ、時には６時間待ちになる。価格は１枚２０００ウォン（約１９０円）。あまりの人気にあきらめて手ぶらで帰る人もいる。

シンガポールでもカルメ焼き


●イカゲームグッズ

ネットフリックスは、この勢いを利用して「イカゲーム」のグッズ販売に乗り出し、ウォルマートのECサイトで、専用の販売コーナーを設けた。


●モデル

一方、このドラマでブレイクした女優でモデルのチョン・ホヨンは、インスタグラムのフォロワー数を40万人から2000万人に増やし、アディダスやルイ・ヴィトンとの契約を獲得した。

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すごいことになってますね。