【鮨てんび】
2020年11月1日ニューオープンのお寿司屋さん。
オープン前から何かと話題で、オープン1ヶ月を待たず来年5月までほぼ予約が埋まっているとか。
インスタでの情報配信からの、WEB予約、TV放映に合わせて一般予約。
戦略が素晴らしいですね。
話題の理由
◆一つ目は、高級感漂うカウンター寿司のコースが5,000円でいただける。
◆元祖台湾まぜそば『麵屋はなび』のオーナー、新山直人氏がすし業界に参入し完全プロデュース。
◆ミシュラン東海でミシュランプレートに掲載された新進気鋭の『すし昇』の大将、伊藤昇平氏が監修。シャリやガリはすし昇と全く同じものを提供。
◆土岐市の「佐野陶器」をはじめ、器にも並々ならぬ拘りを。
赤萩の交差点、北西すぐ。
地下鉄桜通線「車道駅」から徒歩2分。立地が良いと狭いお店が多いですが、ゆったりした空間が保たれてます。
17時・19時・21時の一日3回転。
各回が2時間なので、ゆっくりいただく感じではないですが、グダグダとならずバランスの良い配分かもしれないですね。
暖簾をくぐり、右手入り口から入るとジャズが流れるウェイティングルーム。
時間まではこちらでしばしの歓談。
店内への入り口は施錠されてました。
飲食が終わったら、暖簾左手の出口から出ていくため、入る人と出る人との混雑を避けるよう工夫されています。
店内は、直線のカウンターで10席。
リーズナブルなお店だと、隣との間隔が狭かったり、イスの座り心地が悪かったり・・・
と言うところが多いけど、居心地の満足度を高めたいとの想いが伝わってきます。
握るのは、店長を任された「諏訪滉介」くん。
以前から鮨に携わり、縁が合ってすし昇大将、伊藤氏の元で修行し、今回大抜擢となった若きエース。
伺ったのはオープン間もない時でしたが、10席を手際よくこなしてました。
3回転はなかなか厳しいだろうけど、頑張ってほしいですね。
香斗の菊池氏を含めて、若い職人さんが育つのは素晴らしいことだと思います。
伊藤氏の鮨業界若返り計画に今後も期待したいですね。
食事のメニューはお任せコースのみ。
◆お任せコース 5,000円
一品料理3品、握り10貫、味噌汁とデザート
飲み物は全て500円。
日本酒をメインで揃えてるようです、焼酎、ワインもあります。
5,000円のコースなので、期待値は低めにお伺い。
まず、最初にコンセプトを伺うと、
「食材の原価はすし昇とは比べ物にならないほど低いです。」と・・・
「その中でいかに高い満足度を提供できるかがこのお店の価値です。」と・・・
この割り切り方が気持ちよかった。
シャリとガリはすし昇と同じものを使い、赤シャリと白シャリをネタに合わせて使い分ける。
高級ネタも1~2品は取り入れ、インパクトを出す。
空間と居心地は高級店に負けない。
個人的にはこんな感じの拘りを受け取りました。
◆前菜盛
・自家製イカの塩辛と生湯葉
・小松菜ときのこのお浸しシラス乗せ
・鰤の幽庵焼イクラ乗せ
・胡瓜の浅漬け
◆スズキとタコのお造り 菜園仕立て
つけダレは4種類。
◆サワラの餡かけ
揚げたサラワを餡かけに。餡が美味しい。オロシと大葉、明太子で味変を。
★サーモン藁焼き
原価を抑えながら、藁焼きでひと手間を。
★目鯛
大きな目が特徴のメダイ。
★アオリイカ
★甘エビ ウニ乗せ
★しめ鯖
★カツオ
★帆立
★ノドグロ炙り
これを入れることで、一気に満足度が高くなります。
脂の乗りと、炙り度合い、大きさ、良いバランスでした。
★ウニとウズラの軍艦
〆のスタンバイ
★とろたく
この価格で提供されるとろたくとしては高いクオリティだと思います。
サイズも大きすぎず小さすぎず。
原価を大きく左右するマグロだからこその工夫ですかね。
美味しかった。
これからの進化に期待が膨らみます。
◆ワカメの赤出汁
◆玉子のババロア
寿司屋っぽく玉子で締める感じですかね。
5,000円と言う縛りでいろいろ制約もある中、十分楽しめる内容でした。
オープン間もないということあり、今後に期待・・・と言う点もいくつかありましたが、そこは許容範囲内。
総じて今後がとても楽しみなお店でした。
ご馳走さまでした。
【鮨てんび】
住所:愛知県名古屋市東区筒井3-30-2 貞和ビル1F
電話番号:050-3173-8813
定休日:日曜日
営業時間:17時、19時、21時スタートの3部制(完全予約制)
席数:10席(カウンターのみ)
駐車場:無(近隣にコインパーキング有)
お店URL
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