地獄の2丁目3番地:よりによってコイツと。。。 | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録

 

Spring 2021地獄の2丁目

 

 

最初の学期を無事終え~、

冬休みにインターン先も決まり~、

あとは2学期目が始まるのを

待つのみだったそんなある日、

学期が始まるほんの数日前に、

先輩(ロバート)から

Textが入った。

 

 

『ヘイ、ピロ!

お前の他にもう1人

インターンが決まったぞ!

お前のクラスメイトの

バカンジーだ!』

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・真顔ダウン

 

 

でたよ、

私の人生あるある。

 

 

よりに寄って

コイツか。。。

 

 

実は最初の学期で

こんな事があった。

 

 

うちの学部は

ちょっと特殊ということもあり、

教科書が限られていたり、

既に廃版になっているもの

などもあったり、それから、

学校のBookstoreに

在庫が無かったりとかで、

クラス初日までに

揃わない事も多々あった。

 

 

なので生徒たちは、

入荷・発送が遅れている場合、

すでに持っているクラスメイトに

必要な分の章の写真を撮ってもらって

送ってもらうとか、

Dropboxにアップしてもらうとか、

そんな感じで間に合わせていた。

 

 

そんなある日、

クラスのメールに

1人の生徒から皆宛にメッセージが。

 

 

『誰かアカウンティングの

教科書持ってる人、

写真撮って送って欲しいんだけど』

 

 

アカウンティング???

ん~、、、、、

 

キョロキョロえーキョロキョロ

 

 

廃版な教科書とか、

Bookstoreに入荷してない

教科書ならば、

みんな分かっている。

 

 

それから、他の生徒は頼む時に

大抵理由も書いていたんだよね。

”届くのが来週だから”

とか

”手続きミスがあって遅れてる”

とか。

 

 

でもこの生徒に関しては、

理由は述べない、

頼み方も凄く簡単。

 

 

普通ならさ、

”申し訳ないんだけど”

とか

”送ってもらえると嬉しい”

とかあるじゃん。

 

 

そういうことから考えて、

この生徒はきちんとした理由があって

頼んでいるというよりも、

恐らく買いたくないから

頼んできたんだろうなと

私は感じた。

 

 

まぁ、買いたくないってのは

金額の問題でね。

 

 

アカウンティングの教科書は

分厚い。

そして高い。

 

image

これがその教科書

 

 

image

高さ4.3cmくらいで、

大体$100弱。

 

 

image

他のと比べるともっと分かる

 

 

受け取る方は受け取るだけだから

いいかもしれない。

 

 

でも送る方はというと、

教科書1ページ1ページ

写真撮って送るんだよねぇ~えー

 

 

因みにその生徒が

頼んできたのは1章から6章で、

ページ数で言うと216ページとか。

いくつかは余計なページもあるから

それらを抜かしたとしても、

200ページはあるだろ。

 

 

送ってあげる事自体は

別に構わないけど、

それに費やす時間を考えるとなぁ~

って思っちゃう。

 

 

私は、誰か返事するのかと

様子を見ていた。

 

 

いつもは数分のうちに
何人かが必ず返事するけど、
やっぱり皆無視だった。
 
 
一応ね、全員に返信と、
個人に返信と選べるから、
もしかしたら
個人的に誰かが返事を
してい可能性もある。
 
 
そこで仕方ない、
可哀想だと思った私は、
この図々しい小娘に返事した。
 
 
『誰か返事くれた?
もし返事ないなら
私送ってあげてもいいから
連絡ちょうだい』
 
 
30秒で返事が来た。
 
 
『いや、誰からも返事こない。
送ってくれる?』
 
 
私は面倒だったけど、
1ページ1ページ写真撮って、
しかも読みやすいように、
明るく修正までして、
とりあえず4章までを撮って、
 
『1章から4章まで送ったよ。
5章と6章は、日本語とかで
書き込んじゃってて恥ずかしいから、
できれば他の生徒に
頼んで欲しいんだけど』
 
ってメッセージと一緒に
送った。
 
 
するとまた速攻で返事がきた。
 
 
『どうも。
構わないから送って!』
 
 
どうやらその時点でもまだ、
誰からも返事は
もらえていない様子だった。
そして、
Pleaseすら付かない文を私は、
お願いってより、
要求化してるなと思った。
 
 

 

こういうタイプはテイカーだし、

ミスは全部人のせいだし、

自分は常に正しくて上なのだ!

と、思って接するのが無難

と思った私は、

このまま無視して
なんか変な噂でも立てられたら
イヤだなぁと思ったんで、
面倒だけど更に2章分の写真を撮って、
 
『これで全部だよ。
色々書き込んであって
読みづらくてごめんね。
もし足りないページがあったら
知らせてね、すぐ送るから』
 
ってメッセージと共に送ったけど、
その後は
”ありがとう”
の一言もなかった。
 
 
それから当然だけど、
この常識知らず、礼儀知らずの
小娘に対する私の印象は
とっても悪くなった。
 
 
でもZoomだった関係で、
名前こそ知ってたけど
顔は分からなかった。
 
 
そしたらある日
チャンスがやってきた。
 
 
それが地獄の1丁目でアップした、
生徒にリポートされた時ユーボンが、
『全員カメラをオンにしなさい!!!』
ってキレたあの時。

 

 

”キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

チャンス到来アップ

と思って、

顔を確認したんだけど、

これがまたすっごく仏頂面した、

見るからに性格が悪そうな

ヤツだった。。。

 

 

文章ってさ、

分からないからね。

 

 

キツそうな文だったとしても、

会ってみたら

全然いい人だった~

って事だってあるから、

できればそっちであって欲しい

と期待はしていたけど、

違って残念だった。

 

 

 

 

そういった事が

最初の学期であったので、

先輩が送って来たメッセージに、

落胆した私だった。

 

 

だからなんで私の人生って、

いつもこうなんだろう。

なぜよりに寄ってコイツ???

 

 

クラスは当初の43人から

すでに28人に減っていたけど、

なにも1/27の確率で
同じ場所でインターンに
ならなくてもいいものを~えー

 

 

そしてそのインターンの

初日がやってきた。

 

 

私が行ったら、

バカンジーも既に来ていて、

でもマネージャーと

火葬場へ行ったらしく

葬儀社には居なかった。

 

 

私が別の人について

仕事を教えてもらって、

オフィスに戻る為に

長い廊下を歩いていたら、

そのずっと向こうに

ヤツが立っているのが見えた。

 

 

私が知らん顔して

廊下を歩いていったら、

私が接近した時に

向こうから手を振って来た。

 

 

あまりいい気はしなかったけど、

まぁ私も手を振り返した。

 

 

でもここは、相手がガキだから

大人対応でないとと思い、

私も普通に

クラスの事やらなにやらを話した。

 

 

でも話してみたら以外に普通で、

ひょっとしたら、

そこまで悪い子でも

ないのかもしれないなぁ

という事にして流しといた。

 

 

 

このバカンジーとは

その後も色々と

続くことになるんだけど、

それはまた

そういった記事の時に

折々入れていきましょう。

 
 
 

 

それでも何度も言っちゃうけど、

よりに寄って、

1/27の確率で、

コイツだよ~笑い泣きあせる

 

 

ホント、私の人生って

”よりに寄って!”

が多いわけですが、

このバカンジーは

単なるクラスメイトで

私の前に現れたわけではなく、

どちらかというと、

私のライトワーカーとしての

ミッションに関係して

そこに登場した、

ある意味とても重要な

人物となっていくのであります。

 

 

まぁそれも、

この先長い話なので、

気長にお待ちくださいな。

 

 

 

ではでは皆さま、

またね音譜