アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

〈重要〉F8号1枚、F6号3枚テスト その3

2021-10-25 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 やっとこさですが、先週の水曜に無事、F8号の木炭デッサンを開始、終了。小品にて短時間で終わるかと思いきや、数時間かかってしまいました。

 今作は、前に所属していた公募美術団体の東京支部展に出品した、(確かF20号じゃなかったかな、いやひょっとしたらF30号だったかも)、いつもの樹々の風景画を、父が会場に来て撮った写真を基にしています。

 写真の自作を見て描くという、やったことのないことしてます。いくら自作とはいえ、写真を使うなら、撮った人の許諾が要るんですが、もともと父は私の許可なしで撮ってますし、また私も父の許可なしで描いてます。

 まあ親子ですし(厳密には当然、親子間でも許諾が必要ですが)、その辺は実際のところ問題なしということで。

 で、その撮った写真を父は、100円ショップで買ってきた写真立てに入れ、居間のガラス戸つきの本棚に飾っていたわけです。

 もともとちょっと今一つな作品だったんですが、これはこれでよしと出品した経緯があり、まさかこれの写真を飾るなんて、作者としては、何と言いましょうか、胸が痛かった。

 そこでリターンマッチを思いついたわけ。もっとも、この作品の基になったデッサンも、実際の作品も、二階の自室か隣室のどこかにあるんですが、わざわざ今作のために探すのも面倒で、ならばこの写真を使ってしまおうということになった次第。


 で、前振りが長くて申し訳ないんですが、今作のF8号はあくまでも技法テストでして、自作の写真を見て描くのが目的ではありません。技法テストなんで、何を描いてもいいんですが、やはりこうなると、描き慣れた樹々の絵がいいだろうということなんです。

 技法テストの目的は、シルバーホワイトを使った厚み出し、これに尽きます。画面にある程度の重たさを出したい、ということです。

 別に私の従来の描き方でもいいんですが、もっと他にないの? とあがくのも今回が最後。これで駄目なら、何をやっても無駄でしょう。既に必要最低限の、自分が納得できる油絵技術は手に入れているわけですから、ないものねだりしても仕方ない。


 さてこれで、だいぶ遅れましたが、デッサンが終わりましたので、あとは週一回、定期的に制作するだけです。実は昨日、描こうと思ったんですが、左足の調子がやや悪い上に、昼食時に飲んでしまい、また夕方まで午睡。まるでダメ吉ですが、今週は描いたからまあいっかと。

 次回の制作は明後日の水曜を予定。左足も治ってきてますし、今週、つまり今日から、生活を締めていきます。


 付)残るF6号3枚の使い途は未定です。以前にも書きましたが、今回の目的では使わないかもしれません。

 注)これも以前書きましたが、来年の油絵制作は大幅に変更になります。具体的には、油絵は小品に軸足を移します。そしてデッサン力の向上に努めることになります。詳しくは来年の初めに書きます。

 蛇足)左足の痛みは正直きつかった。アルバイトを休むわけにもいかず、かなりつらかったです。今は楽になりました。

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