むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
近頃は山城歩きもエンジョイしてます!

浅貝寄居城(新潟県)

2021年11月23日 | 百名城以外の城
浅貝寄居城あさかいよりいじょう
別名寄居城・浅貝寄居館
構造平城
築城者上杉謙信
築城年代1571年(元亀2年)
指定史跡町指定史跡
場所新潟県南魚沼郡湯沢町三国 地図

浅貝寄居城は、関東管領上杉憲政の要請により、三国越えの拠点として
上杉謙信が栗林、大石両将に命じて築かせた城で、謙信は三国超えの際の宿所として利用していました。
三国街道沿いに築かれたこの城は、三国峠を越える際の抑えとして重要な監視場所で、
関東の北条氏・甲斐の武田氏の侵攻の備えと関東遠征など、三国超えの拠点となった城館です。



空堀(南東)

ホテルの建物に囲まれた場所に主郭だけが残っています。
どこから入城しようか…とちょっと悩みます。


空堀(北東)

建物の間から入れそうな場所を探してみましたが
この堀を渡って土塁を乗り越えるしかないかなあ。


土塁

目の前の土塁を超えて入城です。
ここは虎口ではなさそうですが、登った形跡があるので
ここから入るのが無難のようです。



主郭の真ん中に標柱が見えたので、ここで間違いありません。
(土塁と堀が見えた時点で間違いないとは思ってますが)



背後となる土塁は、他方面より高く盛ってありますね。
よくぞ残してくれました。



西側にも道路があるのでアクセスできそうですが、こちらの方が
道路と堀の高さがあって、侵入しずらいです。
しかし、他人の敷地に入らずにアクセスできるのは西側だけです。



そして本来の登城口があったはずの方向は…崖になっていて出入りすることは不可能な状態です。
この方向の先に三国街道があるのですが、城址があるとはまったく気付きませんでした。


リゾート開発されても残された主郭は良好なので、もう少し見やすく(アクセスしやすく)なっていると
ありがたいのですが、あまり人知れずひっそり隠れているからこそ(注目されることなく)
そのまま残っているのかもしれません。
しかし、これだけしっかり遺構があるのに人の目に触れないのも
なんだかもったいないような気もしました。


令和3年11月21日登城


今回の参考本





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