現実=仮想空間説 | 朝顔の花の上の露

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心の内面の整理。「自分はサイコパスなのか否か?」全てはその自問自答から始まった。

 リング・らせん・ループという鈴木光司の三部作がある。今ではリングに登場する貞子が一人歩きしているような状況だが、自分にとって一番印象深かったのはループの世界観。コンピューター上の仮想空間でも、中から見ればちゃんとそれぞれの人の生活があるし、彼らはそこが仮想空間であることに気づかない。

 であれば、自分達が暮らしてるこの世界だって仮想空間でないとは言い切れないんじゃないだろうか?だとしたら、管理者の設定次第ではテレポートだろうが新たな生物の誕生だろうが何だって可能だ。もはや何でもありの世界。前回幽霊や神は信じないと書いたが、あれはあくまで見たことが無いから、証拠が無いからってだけであって、実際は何が起ころうが本当は不思議でもなんでも無いとぐらいには思ってる。

 そもそもこの世界が仮想空間では無かったところで、人間が見つけた物理法則が万能である保証はどこにもない。理論と銘打ちながらも、結局は例外を見つけたことが無いだけの経験則に過ぎないんだから。