2-1-6 価値観の多様性 | 朝顔の花の上の露

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心の内面の整理。「自分はサイコパスなのか否か?」全てはその自問自答から始まった。

 自分はタバコが大嫌いだ。近くに吸ってる人がいるとイライラする。もしその人に文句を言うとすれば、「こっちの健康にまで害を及ぼすからやめてくれ」ということになるだろう。

 じゃあ本当にそれを言えるのか?同様に車だって汚い排気ガスを出す。そうするとドライバーにも同じ文句を言わなければならなくなるが、とてもそんなことは言えない。もちろんタバコはあくまで嗜好品だし、一方で車は必要に駆られて使ってるという違いはあるだろう。だが車に趣味で乗る人だっているし、趣味でなくとも「遊びにいくのに必要だから」という理由で使う場合はもはや嗜好品との境目はあやふやになってくる。

 車とタバコはまだ差がはっきりしている方だとは思うが、世の中もっと微妙な問題が溢れてる。だから自分は揚げ足を取られるのを過剰に恐れてちょっとした文句ですら言う権利が無い気がしてしまうし、そういった価値観の多様性を尊重する性格だからこそ、誰かに考えを押しつけられるのも嫌い。