心が落ち着かない。
なぜか、ザワザワしてしまう。
吉報だと思いたいが、病気が病気だけに、そう簡単には受け止めきれない自分がいるのだ。
最初に聞いた時には、すわ「1・4か1・5で復帰戦か!?」と思ったのだが、時間が経つにつれ、“待てよ” と。
柴田の性格上、よほどのことがない限り、事前に予告などするはずがないわけで、それはこれまでの行動を見れば一目瞭然。わざわざ「重大発表」と銘打って自らの復帰戦を煽るようなことをするとは思えないのだ。
サプライズ好きな柴田は、これまでも突然、我々ファンの前に現れては、驚かせてくれた。
そう考えると、今回のような形での「発表」は異例中の異例。
もちろん、復帰宣言はファンの前で行いたい、と思ったとしても不思議はない。
これまで腐らずに続けてこれたのは、もちろんLA道場の仲間の存在もあろうが、何より柴田を信じ、待ち続けたファンの存在があってこそだと思う。
そう考えれば、「復帰、させていただきます!」と力強く宣言したくなったのかもしれない。
ただ、前述の通り、脳梗塞という病気は、そう簡単にはクリアできない。まして、受け身を中心とするプロレスではなおさらだ。
柴田の試合は観たい。
しかし、無理はしないで欲しい。
そう思えば思うほど、柴田の発表は「引退試合」について、ではないかと思えてしまうのだ。
完全復活は無理。
でも、自らのケジメ、応援し続けてくれたファンのため、オカダ・カズチカのために、コンディションを整えて1試合だけ、きちんとコスチュームを付けてリングに上がりたい。
あくまでも、これは私の憶測に過ぎない。
できればこれは杞憂であって、「復活宣言(体調は万全という前提)」であって欲しい。
こういうモヤモヤを含めて楽しむのがプロレスと分かっていたはずなのに、もどかしい気持ちが抜けない。
こんな風に、柴田の掌で踊らされてみるのも楽しいものだ。
でも、心配だ。
心が落ち着かない。
(以下、冒頭にループ)