日本とシンガポールを行き来しても出入国スタンプが全く押されない

交通
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10年くらい前からでしょうか日本でも自動的に出入国審査が行える自動化ゲートができて、とてもスムーズになりましたよね。疲れているところに、出国審査や入国審査に長い列ができていると結構ダメージをくらいます。それが無くなるというのは嬉しい限りです。

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日本ではパスポート毎に利用者登録が必要です

日本の自動化ゲートを利用するには、事前に利用者登録を済ませる必要があります。もちろん日本でしかできなくて、成田の第一ターミナルだったら自動化ゲート利用登録と書かれたカウンターが2階にあります。

パスポートを持って行って、申請書を記入して指紋を登録するとすぐに利用が可能になります。あっという間です。

一度登録するとパスポートが切れるまで自動化ゲートが使えます。パスポートが切れたらやり直しになります。大使館で発行したパスポートで入国するとき注意ですね。詳細は法務省のホームページで確認ください。

出入国在留管理庁ホームページ
平成31年4月1日から、入国管理局は「出入国在留管理庁」となりました。当庁に関する業務については、引き続き、「出入国在留管理庁ホームページ」において情報提供いたします。

シンガポール在留者は登録必要ありません

シンガポールにはeIACSと呼ばれている自動化ゲートがあります。結構昔からあるのでシステムは古臭い場合がほとんどです。でも利点は一緒で、出入国がスムーズになります。

EPやDPを持っているなら使えます

シンガポーリアンやPRを持っていればICAに指紋登録してあれば使えますが、EPやDPを持っている方は、MOMに指紋をすでに登録しているので何も登録することなく、日本のパスポートだけでeIACSを利用できます。

ただし6歳未満は利用できないので、毎回審査官のところに行く必要があります。6歳以上でも子供の指紋は細かいし、大抵機械は古いし、読み込ませるのもうまくないので、読み込みに失敗するケースがあります。

私の子供たちも小学生低学年のころは結構な確率で失敗していました。子供を先に通させて、トラブったら一緒に審査官のところに行くとかよくやっていました。

日本人はシンガポールに在留しているしている人だけ

オーストラリア、中国、香港、マレーシア、タイ、アメリカのパスポートを持っている人は、ICAに登録するとeIACSが利用できるようになります。残念ながら日本人の旅行者は使えないです。

eIACSの使い方

特に難しいことはないのですが、一応使い方を書いておきます。

  1. 誰かゲートを使っている場合は線の後ろに立って待ちます
  2. パスポートの写真のページを下にして、スキャナの奥まで差し込みます
  3. “Please Remove Passport”という画面になったら、パスポートを抜きます。
  4. フラッパーゲートが開いたら、レーンの中に入ります。
  5. 右側に指紋を押すスキャナがありますので、画面の指示に従い右手の親指か左手の親指をスキャナの上に置きます。指紋の画像がでるので、綺麗にできるだけ広く指紋がとれるよう調整します。
  6. ゲートが開き終了です。

さらに公式動画も載せておきます。

出入国スタンプが貯まりすぎることがない

駐在をやっていると出入国は結構頻繁になり、eIACSがないと出入国のスタンプがどんどんと押されてパスポートのページが無くなっていきます。

パスポートのページは一回だけお金を払って増やせるのですが、それも尽きたら新たにパスポートを発行するしかありません。そうなったら日本の自動化ゲート登録もやり直しです。

そんなで昔はよく残ページを気にしていたのですが、今では日本とシンガポールを行き来しているとパスポートにスタンプが一切押されないことになります。これは助かります。

でも趣味で出入国スタンプを集めている人もいますよね。記録代わりに使えるというのもあります。

日本では自動化ゲートを通っても審査場の職員に言うとスタンプを押してくれるそうです。日本人はこだわる人多そうですから配慮されていますが、シンガポールではそのようなことは聞いたことがないです。

まとめ

最近はどこの国も出入国審査は自動化されてきています。またTrusted Traveler Programsのようなことを行っている国も増えてきて、日本のパスポートでも自動端末で出入国審査できるケースが増えています。

パスポートに出入国のスタンプが貯まっていくのは徐々に過去のものになってきています。電車の切符が無くなったように、そのうちアナログな手帳のようなパスポートはなくなるんでしょうね。

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