シンエヴァ作中の看板に感化されて、ベリーフェイバリットの新生湯に行って参りました。
週ごとの男女湯入れ替えでこの日は「大地の湯」。
ナイスなサウナ室と、超ナイスな外気浴スペース。


http://www.shinseiyu.jp



採点者:サウニストヒモ


サウナ室:94℃表示 3段 テレビあり 岩塩あり ナイスコンフォート 7点
水風呂:20℃くらい バイブラ 小さめ 5点
休憩:露天にナイスウッドデッキ 8点
清潔感:きれいにしている 8点
お風呂:露天風呂 炭酸泉 薬湯 などなど 6点
客層:昼間 地元紳士5〜6人 穏やか 10点 
営業時間:平日15:30〜24:30 月曜定休
料金:700円+手ぶらセット100円


総評:『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』に甚く感動してしまった私。

作中の看板に感化されて新生湯を目指すことに。




アスカとケンスケの物語が良い。

円環と呪縛の外側にある、エヴァに乗らない幸せ。

そこへ導いてくれる縁を、シンジだけでなくアスカも見つけていたというのが素敵で泣けた。

14年を描かずとも感じさせて沁みます。





品川の新生湯は、旗の台と荏原(エヴァラ)町の中間くらいにある。

ちなみに、近所に記念湯もあります。


週替わりで「太陽の湯」と「大地の湯」両方を楽しめる。ぼくは男が大地の湯の時に来ている。

番台の若い紳士がとにかく感じが良い。

感じ良く挨拶してくれて、

感じ良くバスタオルとバンドをくれる。



服を着たままは困るので脱いで浴場に入ると小母さん達、、、ではなく鳳凰の壁絵が迎えてくれる。

高い天井、窓も高くにあって光が降ってきている。好きな空気の銭湯だ。

浴場で使用している水は全て天然地下水で柔らかく、広い露天風呂など各種浴槽も充実。居心地がいい。

露天の植木に造花のサクラが括り付けてあって風に揺れている。



サウナ室は高クオリティーのコンフォートだ。岩塩の柵がなんだかイケてる。

水風呂はバイブラが気持ちいいけど出来れば一人で入りたい感じのスモールサイズ。

サウナ室で扉正面に陣取ると水風呂が見えるので、そこから様子伺いつつ空いた時に出て入水するのがいいでしょう。



ぼくが「大地の湯」の時に来るようにしている理由は外気浴だ。

露天にある階段を上がると広がるウッドデッキ。

外気浴を溺愛しているぼくとしては、こんな極楽空間を限られた敷地のなかで創出していることに敬意と感謝の気持ちでいっぱいであります。

ぼくにとっての新生湯の一番の魅力です。




QのIMAX版を観た時にも書いたけど、
ぼくにとってのエヴァの一番の魅力は作画、アニメーションそのものです。

シンエヴァも半端なくて、今の気分でひとシーン挙げるとするとアスカがシンジに飯を食わせる場面。

人物描写の手描き・CG・実写の境界を溶かそうとしている。

ただ新しいものを見せるで終わらず、シンプルに格好良いと思わせる画に仕上げているのが素晴らしい。圧巻。




現実をしっかり生きようと伝える物語は、結局は旧劇と同じでそこもループしているとも言える。

けれど、そこへと至る作者の心情、まごころが変わったというところが良いのだ。

拒絶し追い出そうとした旧劇と、送り出してもらった感すらあるシンエヴァ。

ぼくはどちらも好きで、どちらも観れたということにとてつもなく感動している。


長くひとつのモノや人を見続ける喜びとは、こういう心の変遷に感動させられる時があるってことですよね。

アーティストやアスリートに「変わるな・歳を取るな」と求める人っているけど、すごく勿体無い考え方だと思います。




鷺巣詩郎の『一期一会』が大好きなのです。

カレカノに留まらずエヴァでも重要な曲になるとは思わなかったけど、

旧劇からこっちの20余年、庵野秀明のテーマというか大事な曲になっていたのではと思う。

シンエヴァでも印象的にアレンジ曲が使われているし、サントラDISC3のラスト(つまりシリーズ全体の最後の曲とも言える)でもフィーチャーされている。感慨深い。



また観に行こうかな。字幕で観るのもしたいなー。


でも、今はそんなことより新生湯のサウナが最高に気持ちいい。

あと5セットはしよう。

サウナはくり返しの物語です。




ととのう率:♾%