【先に与えるということ】 | 波動、氣、運命鑑定、そして言霊の世界ー易占鑑定士理周のブログー

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いわゆる”目に見えない世界”とそれがどのように現実の世界と関わってくるのか、に絞り込んだ話をお伝えします。また、そういう世界を実際にどのようにして、現実の見える世界に応用し活かすのかという具体的な方法についてもお話していきます。

こんにちは、理周です。


お読みいただき有難うございます。




6年ほど前のことです。




当時私は、40階建てのタワーマンション

の防災センターで24時間勤務

の警備の仕事に就いていました。



そこの警備責任者で、そのビルの事なら

知らない事はないというベテラン隊長に、

或るとき、こんな質問をされました。




「Yさん、今までやってきた仕事の中で、

面白かったものが何かありましたか?」



私は、即座にこう答えました。



「以前、運命鑑定の仕事を

やっていたんですが、その時は

結構面白い事がありましたね。」



そして、色々と鑑定結果や相談内容

など話しているうちに、

隊長が易学に興味を持っていて、

本も読んでいた事が分かってきたのです。



「そんなに興味があるなら、

今度隊長の鑑定をしてあげましょうか?

いつになるか分からないけど、

生年月日だけ教えてください。」



私は書きとめながら、彼の表情を窺うと、

知りたいという期待感が

ハッキリと見て取れました。



数日後、休憩時間を利用して、

鑑定書を作り彼に渡した時の事です。



隊長は、その鑑定書の内容を

じっと見た後、何を思ったか、

すっと、その場を立ち去り、

更衣室の中に消えました。



しばらくして、私のところまで

歩み寄ると、黙って手を合わせ、

一枚の封筒を差し出しました。




・・・・・・・・!!





ー それは謝礼金だったのです。




「こんなものを頂いて、

お礼をしないわけにはいかないでしょう。」


そう、彼は少し照れながら言いました。



それからは、仕事においては

厳しい隊長と隊員、いったん

鑑定の話になると、

生徒と先生という関係で、

お互いに敬意を持って、

接するようになりました。



”先に与える”

まず自分の持っているものを

まるごと”提供する”



相手の欲しているものを察して、

その欲を満たしてあげる、

そうすれば、感謝されながら

必ず還ってくる。



それが、人間の本来の「あり方」

ではないかと思います。