オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

コインマシンやギャンブルゲームやカジノの歴史的エピソードとか、時々カジノ旅行記とか、たまにスポーツやマンガとか。

高田馬場レゲエ紀行:ナツゲーミュージアムin白鳥会館

2023年01月22日 16時39分03秒 | ロケーション

ナツゲーミュージアムin白鳥会館(高田馬場)」はオープンから2年以上が経過しており、既に多くのレゲエファンにはとうに周知されていると思われるので、もはやワタシが改めてご紹介するまでもないロケかもしれません。しかし、まだご存じない少数の不幸なレゲエファンがいるかもしれず、また一人でも多くの方に行っていただきたいとの思いから、周回遅れを承知で採り上げ、宣伝しておきたいと思います。

「ナツゲーミュージアムin白鳥会館」は、JR高田馬場駅の改札を出てすぐに左に進むと、30秒以内程度で到着する角のビルの2階と地下1階に分かれます。2階はビデオゲーム、地階はピンボールのフロアとなっています。

2階への階段を上った突き当りには駄菓子の物販があり、そこから左を向くと、ビデオゲームフロアの入り口になります。入り口の右側には無料で遊べる「ギャラガ(ナムコ、1981)」がありますが、ワタシが行ったときは調整中となっていました。

ビデオゲームフロアの様子。フロアの中央部にはテーブル筐体とキャバレー筐体、壁沿いにはアップライト筐体とミディ筐体が置かれている。

フロアは目測で5m四方くらいで、広いとは言えません。この中に、コックピット筐体2台アップライト筐体10台キャバレー筐体(ミニアップライト)5台テーブル筐体8台ミディ筐体4台に、山のぼりゲームなどのプライズ機7台が効率よく設置されています。ミディ筐体のアルカノイド(タイトー、1986)は、アニメ「ドラえもん」の声だけでなくアルカノイドの熱狂的なファンとして知られている大山のぶ代さんから譲っていただいたものなのだそうです。

これらのビデオゲームは、ワタシも往事は熱心にやり込んだもののはずですが、今遊ぶとまるでヘタになっていました。730万点まで記録したはずのゼビウスは、ソルやスペシャルフラッグの出現位置をすっかり忘れているのみならず2回目のアンドアジェネシスが出てくる前に全滅するし、クレイジークライマー(日本物産、1980)に至っては1面クリアすらできません。これは再び修行をやり直す必要があります。

地下はピンボールコーナーで、EM機3台、SS機8台が、2Fとおそらく同じ広さの中に設置されています。アップライトのビデオゲームも数台あり、そのうちの一つが「パンチアウト!!」(任天堂、1980)であることは全く感涙ものです。

地下のピンボールコーナー。

ワタシはランプレーンと多階層バリバリの機械よりもフラットなプレイフィールドを好む傾向が強いのですが、EM機だけでなくSS機でもそのような台がいくらかあるのがうれしいです。規模としては大阪のシルバーボールプラネットとは比ぶべくもありませんが、自宅から少し電車を乗り継げば行けるところにこのようなピンボールスポットがあるというだけでも、今の時代では奇跡的なことです。

ゲーム機はしばしば入れ替わりがあるようです。また、仮に入れ替わりが無かったとしても、それはそれで遊ぶ価値はあります。この貴重なレゲエスポット存続に僅かなりとも役に立つために、ワタシは今後も機会を作ってリピートしていく所存です。

【ナツゲーミュージアムin白鳥会館メモ】
・所在地:東京都新宿区高田馬場1丁目35-2

道を挟んだ右隣り(地図上の赤破線)はGIGOのゲーセンなので間違いのありませんように。

・営業時間:12:00開店、23:00閉店
 ただし、イベントなどで変更されることがあるので、Twitterのアカウントをフォローしておくことをお勧めします。

・線路沿いに新宿方面に少し進むと、右手に姉妹店でこちらもレゲエの設置が多い「ゲーセンミカド」があります。


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4 コメント

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Unknown (EM好きおじさん)
2023-01-24 18:33:43
nazox2016様、こんばんは。

私もナツゲーミュージアム(地下だけですが)へ行ってきました。お目当てはもちろんEM機です。ここの台はメンテナンスが良くポップバンパーもフリッパーも元気いっぱいです。スリングショットは敏感過ぎて余計な時にボールを弾いてしまい、もう少し鈍くてもいいんじゃないかと思う時もありました。
"Nip It"(Bally,1973):動体視力と反応速度が落ちているので昔の様には行かず、全然タイミングがつかめずに点数が伸びませんでした。しかしこんなEM機を楽しめるなんて感激モノです。本ゲームに限りませんが点数によるフリーゲームを停止してあるのはゲームに慣れた人がマシンを占有してしまう事を防ぐためだと思いますが、私だって通いつめればハイスコアを出せる…訳がないですね。
"Jungle Queen"(Gottlieb,1977):ピンボールはこの時期からSS機へ移行していく訳ですが、どのメーカーもEM機の最後の方は面白い機種が多かった様に思います。
"Big Hit"(Gottlieb,1977):マシンがボールをアウトホールから上へ打ち出してプレイ開始するタイプで、調整不良だと思いますが打ち出したボールが右フリッパーに当たってしまう事がありました。この機種はベルとゴングの音が良いのでプレイが楽しくなります。Gottliebはこれ以前にも野球やフットボールテーマでメインのスコアとは別に2桁のポイントを持つマシンを作っており、みんないい音を出していました。
あと、ランプレーン多用のSS機はまったくやる気が起きずシンプルな盤面のSS機をいくつかプレイしてみました。"Jacks To Open"(Gottlieb,1984)はEM機の"Jacks Open"(Gottlieb,1977)のSS版なので盤面がシンプルで好感が持てます。EM機の音でないのが残念ですが仕方ありません。
他のSS機はフィーチャーが良く分かりませんでした。正直な所ピンボールがしゃべったり切れ目なくノイズを出すという機能は好きになれません。なお、ここには置いてありませんが私の記憶に残るSS機は"Eight Ball"(Bally,1977)、"Playboy"(Bally,1978)、"Mata Hari"(Bally,1978)あたりです。全部初期のSS機で、EM機の雰囲気を残しながら処理速度を向上させた感じが好きでした。

それでは。
Unknown (nazox2016)
2023-01-25 23:05:37
EM好きおじさんの好みはワタシと似ていますね。多階層が初めて出たのはWilliamsga
1980年にリリースした「ブラックナイト」でしたが、ランプレーンが多用されるようになったのはやはりWilliamsが1984年にリリースした「スペースシャトル」からであったように記憶しています。ワタシも最初はこの変化を新たな次元が切り開かれたと歓迎していましたが、1986年の「ハイスピード」辺りからボールが見えなくなる部分ができてしまうのを嫌うようになりました。EM機時代のゴットリーブの、一桁多い点数が入る時のゴング音は気持ちのいい音でしたね。

ワタシが熱心に遊んでいたSS機はバーリーに多く、「シックスミリオンダラーマン」(1978)、「スタートレック」(1979)、「キッス」(1979)など、ウィリアムズでは「ファイアパワー」(1980)などが強く印象に残っています。最近ではスターンの「ビートルズ」(2018)が久々にフラットなフィールドで良かったです。
Unknown (いしざか)
2023-12-03 18:44:17
レトロゲー関連検索で辿り着きました。
白鳥会館は1977-79年頃、雀球屋だった頃に入り浸っていたので、ナツゲーミカドとして再度足を踏み入れた際にはなかなか感慨深いものがありました。
Unknown (nazox2016)
2023-12-03 21:34:36
いしざかさん、はじめまして。コメントをいただきありがとうございます。
70年代終わり頃はまだいくらか雀球が残っていましたね。こちらでは7号方面の懐かしいお話も大歓迎ですので、ネタがありましたらぜひお聞かせください。

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