イスラエル2023年10月襲撃事件の引責辞任
辞任をする予定なのは、イスラエル軍の参謀本部諜報局のアーロン・ハリヴァ局長。
後任が決まるまで留任。
●イスラエル諜報局長が引責辞任 ハマス攻撃防げず「任務果たせなかった」
イスラエル軍4月22日発表
「IDFによると、ハリヴァ氏は後任が決まり次第、諜報局長から退くという。」
「ハリヴァ氏は書簡の中で、自身が率いる諜報局が「任されていた任務を果たせなかった」ことを認めた。」
「IDFとイスラエル情報当局は襲撃が起こりうるとの警告を何度も見逃したり無視したりした。」
「IDFの22日の声明によると、ハリヴァ氏は「10月7日の出来事に対する諜報局長としての指導的責任に鑑み、その職を辞することを申し出た」という。」
「ハリヴァ氏に続いて、IDF幹部や諜報局の複数の司令官も辞任する見込み。ほかの関係者も、昨年10月7日の襲撃に至るまでの過ちや過失を認めている。」
何人も雁首並べても役立たずだったわけだ。
イスラエル国民がたくさん殺されたのにネタニヤフの場合、辞任すべき責任を全く言うことはない。
「ネタニヤフ首相はこれまで、自らの役割に関する厳しい質問には今後答えると述べるにとどまっている。自身の責任は認めておらず、非難の矛先が安全保障の責任者たちに向くよう努めてきた。」
局長が受け取っただろう「襲撃計画の情報」や「警告」等は、当然、ネタニヤフの耳にも入っているのが普通だろう。
イスラエル軍は、ハマスの動きに軍事的に対応することはなかったのだから、イスラエル軍の「職務怠慢」にネタニヤフは何もしなかったことを意味する。
つまり、ネタニヤフもイスラエル軍が知りうる情報などを知っていたことになる。
「ネタニヤフ氏は完全な調査の実施について、ガザでの戦闘が終わるまで待つべきだとしている。」
調査の実施をする人員もいない、と言う意味ではないだろうから、アーロン・ハリヴァ参謀本部諜報長の辞任の発表は、ネタニヤフにとってどういう意図があるかだ。
後任がいつ決まるか不明だが、後任が決まるのが数か月も先だと、ネタニヤフの意図は、今自分に降りかかっている火の粉を振り払うだけの意味ではないのか？
ネタニヤフ辞任要求
ネタニヤフは、4月21日、ビデオ声明を出した。こののち、アーロン・ハリヴァ参謀本部諜報長の辞任の発表が出た。
ネタニヤフ・・・・「今後数日間で、我々はハマスに対する軍事的・外交的圧力を強めていく。」
ガザのラファをあと数日したら突撃開始と言うことか？
ラファ進撃開始からハマス壊滅までは、どんなに長く見積もっても、1か月以内だろう？それとも3か月かかると？
数か月後、ネタニヤフは、去年10月の襲撃事件を「見逃した原因」について果たして調査を開始するかな？
ガザにいるハマスを壊滅すると宣言したネタニヤフが去年10月の襲撃事件の「情報」を知っていて「見逃す」と言うのは考えられないが。
裏を考えれば、ガザ沖のガス田の利権しかない。
イスラエルの最終目標ーーーガザをヨルダン川西岸のように支配する
ガザをA地区（北部）とB地区（南部）に分ける。すでに南北を区切る横断道路が完成している。
後は、「国になり切れないガザ住民」から形式的な統治者を選べばいい。
入植地も始まり、ヨルダン川西岸化が進行する。
戦後ガザの法律は、イスラエルが法律になればいいのだ。ヨルダン川西岸のように。
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2019年10月10日。
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