ChateauOlivier_Blanc

シャトー・オリヴィエは、グラーヴの格付けで赤白共にグラン・クリュ・クラッセに格付けされたシャトー。12世紀まで遡ることができるほど長い歴史があり、ボルドーでも最も歴史の古いシャトーの一つ。

造っているのは、以下のラインアップ :

  • Chateau Olivier : グランヴァン。赤と白がある。
  • Le Dauphine d'Olivier : セカンドワイン。赤と白がある。
  • La Seigneurerie d'Olivier : サードワイン。赤のみ。
  • Arthus d’Olivey : ジネステ社用のキュヴェっぽい。赤のみ?

Bethmann家によって長らく所有されてきて、ここ15年に醸造設備に大幅な投資が行われたことにより、最近品質が大幅に向上しているとのこと。

この2017年ヴィンテージのオリヴィエの白は、ソーヴィニョン・ブラン75%、セミヨン23%、ミュスカデル2%のブレンド。Wine Advocate 92点、Neal Martin 92点、Antonio Galloni 93点という評価。

色の濃さはやや濃い。柑橘、ハチミツの香りで、樽のニュアンスもしっかり。果実味しっかり、熟した果実味でコクのあるタイプのソーヴィニョン・ブラン。爽やかな酸で、ミカンのような風味。

合わせた料理は、明太子パスタと、出来合いのエビクリームスープ。パスタは、明らかに失敗。ここデンマークでは貴重な明太子なので、ケチったのが良くなかった。明太子の味があまりしなかった。結果、カラスミパウダーを追加投入することになり、カラスミパスタになってしまった(まあ、これはこれで美味しかったが)。ワインは、このパスタとの相性もまあまあだったが、コクのあるタイプなのでクリーム系の白身魚の料理でも、ソーヴィニョン・ブランの爽やかさもあるので、白身魚のカルパッチョなどさっぱり系の料理でも、幅広い料理と合いそう。

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日本での価格は、5000円程度。それなりに高級感も感じられる味わいで、十分妥当な価格だと感じられる。デンマークでは、通常価格399.95DKK (6000円台後半)が、199.95DKK (3000円台中盤)と、なかなかお得だった。

MyPoint : 89pt

コストパフォーマンス : ***