こんばんは
南荻窪のピアノ教室
ドルチェ・ピアノ・ストゥーディオです
いつもご覧いただきまして
ありがとうございます
皆様お変わりないですか?
さて
この40年ほどの
ピアノ教育で
飛躍的に変化したのが
ペダル奏法だと思います
今の20代の音楽家たちは
小さい頃からペダルの踏み方を習えた世代
本当に羨ましい
私が小さい頃は
足が床に届くようになると
突然ペダルを
踏む許可がおり
先生が踵をつけて踏む
という基本形だけ教えてくださる
あとは自分の力で踏んでいく!
耳で聞き
勝手に技を盗み
自分のペダル奏法というものは
自分で作り出すものでした
高学年になってから
初めて踏む子も多く
耳と運動神経が無いと
難しい時代でした
今のように優れた
子供用補助ペダルもありませんでした
このようにしっかりとした
ピアノと
一体になる感覚で踏める
補助ペダルは
すごい発明だと思います
このリトルピアニストという補助ペダルが
丈夫で取り付けやすいので気に入っています
私も
ペダルの奏法を
習ったことは1度もないですし
友人に聞いても
大人の生徒さんに聞いても
誰も習ってきていないので
そういう時代だったんですね
どうやって踏めるように
なっていくのかというと
ピアニストのリサイタルを聴きに行き
ペダルを踏んでいるのが見える席に座り
様々な踏み方があることを
見て勉強!
聞いて勉強
弾いて勉強!
ヴィブラートペダルをかけている
超有名ピアニストの足を
初めて見た時は
家に帰って真似して
「動かないーーー」
と苦戦したみたり
踏み込み方
あげ方
ペダル奏法にも
無数のパターンがあり
共鳴させ方
倍音を鳴らし方
なんとなくの見様見真似で
遊んでいるうちに
様々なペダルが踏めるように
なりました
もう今は考えながら踏んでいるという事は
ほとんどなくて
教えるにあたり
自分がどのように踏んでいるかを研究すると
数ページの曲でも何十種類もの
踏み方で踏んでいるんですよね
タッチとの兼ね合いで考えると
無数のパターンが考えられます
クラシック音楽って
決まりが多いので
かなり自由なポイントでもある
ペダルを考える作業は
楽しいのですよね
お教室の
大人の生徒さんは
私と同じように
ペダルを習わなかった方が多く
ほとんどの生徒さんが
私と一緒に
1から勉強されます
皆だんだんと聞けるようになり
足が反応するようになっていくので
嬉しいです
子供達は
できるだけ早い段階から
(大抵ピアノをはじめて数ヶ月)
ペダルを踏みはじめ
足が勝手に動くような
美しいペダルが踏めるように
教育していきたいと
思っています
私のお教室では
ブルクミュラー25の練習曲を
必ず全曲弾きます
25曲の中で
基本の2種類のペダル+
深さを何段階か
勉強することで
その後の複雑なペダルへの
導入になります
大人も子供も私の足をこのように踏んで
覚えていきます!
昨日も小学1年生
Rくんと細かく踏むペダルの練習をしました
ブルクミュラー25の練習曲より
〈せきれい〉の冒頭です
最終的には
ペダルは
自分のタッチとの相性で
自分のペダル奏法を
作っていくものだと思います
留学している時に
出会った海外の天才達が
信じられないペダリングの達人達で
私もかなり上手になったように
思います
お教室では
その最初のきっかけになるように
これからも丁寧に
ペダル奏法を教えていきたいと思います
ペダルだけ習いたい
という方にもお教えしています!
東京は雨が降り
寒いです
皆様どうもご自愛ください