仁元堂のつぶやきにようこそ。

⑧になりました。
やっと臨床動作法に
つながろうかというところ、かも

そう思いながらも、
実際に体験した心理療法のいくつかについて、
もう少し書こうかなと思います。

前回の記事はこちら

 


臨床動作法に出会って、
実際に始めるほんの少し前、
トランスパーソナル学会に所属して、

2か月に1回くらいのペースで東京で、
セミナーや学会に参加させていただきました。

トランスパーソナル学会は、
前回のときに少し触れましたが、

心理学の中でも比較的新しい学会で、

明治大学の諸富祥彦教授を筆頭に、
占い師の鏡リュウジさんや、
作家の田口ランディさん、
高野山大学の井上ウィマラ先生など、

多彩な顔ぶれです。

もちろん心理学に携わっていなくても、
一般の方もたくさん会員さんでいらっしゃいます。

なので、セミナーに伺うと、
普通の主婦の方とかがいらっしゃって、
それは面白い感じです。

諸富先生からいただいたサイン付きのご著書です。


トランスパーソナル学会といっても、
「トランスパーソナル心理療法」
というのがあるわけではなくて、

例えばローゼンメソッド・ボディワークや
フォーカシング、
富士見ユキオ先生のプロセス指向、
今少し話題になっている、
アドラーなど、
色々な「療法」が集まっている感じです。

ローゼンメソッド・ボディワークは
その名の通り、マリオ・ローゼン(1914~2012)が開発した、

 

 

からだからこころをケアするというものです。

臨床動作法とは
やっていることがずいぶん違いますが、
ベースとなる考え方は似ていて、

こころの状態はすべからく体に表れていて、
そこをケアしていくことで、
こころの状態が変わっていくというものです。

私は体験はしませんでしたが、
セミナーで実際に行っているところを見させていただきました。

ちょっと整体の「マッスル・エナジーテクニック」に
似ている感じがしました。

 

私には、少し「なるほど。」
と思うところもありましたが、
あまりそれを中心に学んでいこうとは思いませんでした。

本は購入しましたけど。

フォーカシングは、
ユージン・ジェンドリン(1926~)という
アメリカの女性が開発した心理療法です。

自分のからだと対話しながら進めていきます。

なんのこっちゃか、という感じですが、

トランスパーソナル学会に行かなくなって、
三重県でもやっている
少数グループがあるということで、

1か月に1回くらい
その少数グループにお邪魔させていただきました。

 


少しだけ、
どんな感じか体験していただけるように
ちょっと書いてみます。

まず、目を閉じるか半眼で、
自分のからだの中や、

今辛い場所、
例えば肩こりだとか、
腰痛だとか、
そういう場所にこころを向けます。

そして、肩こりのある肩に、
「なんでそんなに凝ってるの?」と
聞いてみます。

すると、
なんとなく肩が何か答えてくれ(るような気がし)ます。

その答えに対して、
「ああそうでしたか」と頷いて、
感謝の気持ちを伝えます。

ものすごく簡単に、
かいつまんで書きましたが、
これだけでも少し楽になったような気がしませんか(笑)

フェルトセンスとか、
難しい言葉はたくさんありますし、
難しい理論もあるのですが、

私は受ける側の方は
わかりやすくていいと思ったので、

三重県の少数グループに入れていただいてました。

ただ、
自分の思いを言葉にしにくい方や、
対話になれていない人には

すごく難しいだろうなと思いました。

それに、
やっぱりそれを導いてくれる方の
人格等がものすごく影響するんだろうな、
とも感じました。

整体に来られる患者様でも、
「ここがこんな風になっていて、つらい」と
ちゃんと言葉にできる人は本当に少ないし、

そもそも言葉にできるなら、
解決するじゃないか、
とも思ったりしました

その他にも、
富士見先生の集団ワークを体験させていただきました

富士見先生の奥様の、
アロマオイルを使ったワークにも参加させていただいて
それがきっかけでアロマを始めてしまったり、

何ともすごい体験をいろいろさせていただきました。

最も衝撃的だったのは、
平本あきお先生のセミナーで、

某大学院のカウンセリングをやられている教授が、
クライアント(相談者)は、
「治る気がないから、なおさなくていいんだ」
という趣旨のお話をされたことでした

平本先生は、
その言葉に驚いて、
日本を出て海外(アメリカ)で勉強されたそうです


やっぱり言葉ありきの、
言葉だけのカウンセリングでは、
うまくいかないんだろうな、
と漠然と思いました。

そしてその体験を踏まえて、
放送大学大学院の授業で、
「臨床動作法」に出会いました。

その頃は「へぇ」という感じだったんですが、
変な絵がかいてあるし、

何か眉唾的なものじゃないかとか考えていました

見にくいですが、教科書に載っている、変な絵(笑)


私が整体師として、
「こころ」に携わろうと思ったのは、

実際に自分のからだを緊張させて、
肩や腰をガチガチに固めて、
辛くて困っている方に対してどうするか、
というところだったわけです。

なので
からだとこころを結び付ける、

そして、
過去がどうとかではなくて、
未来に向かっているというところが大事だな、
と思い始めました。

一方その頃、
文化庁長官を務められた
河合隼雄先生がお亡くなりになられた、
というニュースがありました。
(河合隼雄 1928-2007)

 

せっかく東京まで勉強会に出かけて、
富士見先生や諸富先生など、
テレビで見るような方と
勉強会で出会えたりして、

こうなったら、
一度河合先生にもお会いしたいと思っていた矢先でしたので、
かなりショックでした。

行動しておけばよかった、と後悔しました。


そこで、臨床動作法です。

創始者は、成瀬悟策先生。
2016年に初めてお会いした時には

もちろんご存命で、
本を御出版されたばかりでした。

 

 

もちろん購入いたしました
当時、まだ80歳代。現在92、若しくは93歳。
(2019年8月に亡くなられました
今でも残念でなりません)

これは一度、
「成瀬先生にお会いしたい」
そう思いました。

海外発信の心理療法が多い中、
日本発の心理療法で、

しかも、創始者の先生がご存命でいらっしゃる!

これは是が非でもお会いしなきゃと思い
大学卒業後、
「日本臨床動作学会」に紹介者もいないまま、
入会届を提出して(^-^;

「関西臨床動作学研究会」の、
通年研修会に体験参加の申し込みをしました

さて、やっと臨床動作法にはたどり着けました。
日本臨床動作学会
 

次回からは、
臨床動作法に出会って…
を書けたらいいなと思っています。

アロマの話も、
整体の話も書きたいのですが、
しばらくはこんな感じで

ここまでお読みいただいて、ありがとうございました。
ご意見や感想などをいただけると嬉しいです。

 

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