仁元堂のつぶやきにようこそ。

旬のお野菜や
旬のお魚。

おいしいですよね。

おいしいよりも、
もっとすごい効果があるんです。

今回はそんなお話を。

身土不二とは

しんど‐ふじ【身土不二】
 人間の身体と土地は
切り離せない関係にあるということ。 
その土地でその季節にとれたものを食べるのが
健康に良いという考え方で、
明治時代に石塚左玄らが唱えた。

と、ネットに出ていました(笑)

私たちのからだは、
その土地や風土に合うように作られています。

日本人として生まれても、
南国に移住された方と、
北国に行かれた方では考え方も、
体のつくりも違って当たり前です。

そして、
その土地に根差した植物が、
その気候に合った
私たちのからだを作っていきます。

例えば、
春になると
フキノトウや
タラの芽といった
少し苦い食品
が多くなります。

菜の花やふきなどもそうですが、
その苦みには「アク」が含まれます。

冬の間にからだにため込んだ毒素を
排出する働きがあります。


夏になると
スイカや
オクラといった、
食べやすく涼しくなる食材
があります。

からだの余分な水分を排出して
夏バテなどに効果があります。


秋には秋の食材、
冬には冬の食材があります。

果物は本当に季節感があり、
産地も良くわかりますよね。

リンゴは寒い地方でとられます。
なので、体を温める作用
があります。

からだは一時的に冷えますが、
きちんと中から温めてくれるそうですよ。

おなかを壊したときなどに
擦って食べても良いのは、
そういう理由からだと思います。

ミカンは温暖な気候でとれます。
でも冬の食べ物ですよね。

なので、ミカンも体を温める作用があります。

ミカンだけでなく
グレープフルーツも同じで、
からだを温めます。

アロマの研究をされている
大阪の大学の先生(名前を忘れました)が、

日本でのグレープフルーツの消費量を調べた結果、
北のほうで多く消費されていることが分かったそうです。

これは、自然と体を温めることを
からだが知っていて、

無意識のうちに
そういう結果になったのではないかと
先生は推測されていました。

ではバナナ。

これは、明らかに南国の食べ物です。
日本でも千葉県が一番北端だそうです。

南国の人が好んで食するのは、
体を冷やす作用
があるからでしょうね。

昭和初期にバナナが高級品で、
お見舞いの定番だったそうですが、
バナナは体を冷やしますので、
病人のはあまり向いていません。

因みに現地の方は
熟したものより、
青いくらいのものを
火を通して食べる方が多いようです。

ですが、
アスリートなどは適度に体を冷やし
てクールダウンできるとともに、
栄養価が高いので、
向いているんでしょうね。

身土不二のお話しは
このブログでも時々書かせていただく
龍村修先生から伺いました。

 

 

 

 


その時に私がした質問があります。

「その旬の食べ物を、
輸入したものはどうなのか?」


例えば旬の野菜を旬の時期に、
よその土地でとられて輸入したものは、

身土不二の考え方と合うような、
合わないような…?

実際いびつな話ですよね。

その「今が旬の食べ物」が
違う土地で採れている。

その土地は日本と
同じような土地・気候かもしれないけど…。

その時の龍村先生のお答えは、
「自分で試してみてください」(笑)

あれからもう20年近く経っていますが、
答えは出ていません。

国産のものが安心だと思っていたのに、
実際はそうでもないような事実があったり、

よく見てみると加工されていたり。


食べ物の一部分だけを見て、
それが体に良いとか悪いとか、

どんな作用があってどんな効果があるとか、

そういうことだけではなくて、

丸ごと全部いただく

それをいのちにするって考えたときに、

こころから感謝していただくことに
きっと大きな意味があるのかな、
とも思います。
…少し身土不二から離れてしまった(笑)

食べるものだけでなく、
その土地や風土に合った

もの

ひと

考え方。

全部大事にしていくことで、
大きなパワーとか
幸せな体験を得られるんじゃないかなって思います。

身土不二。

ちょっと生活に取り入れてみてはいかがですか?

今回はこのあたりで失礼いたします。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
ご意見・ご感想など頂けると嬉しいです。

 

 

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