仁元堂のつぶやきにようこそ。

 

さて、最近私気を付けていることがあります。

それは、車の運転を意識してゆっくりすること。


本当に意外なんですが、
ゆっくり制限速度で走っても、
そこそこ飛ばしていても、

到着する時間は変わらないんですね!



しかも、
燃費も良くなって
Wでびっくり
なんです!

多分、
赤信号で停車している時間が短いんですね。

あまり今まで飛ばしてたって、
大きな声で言っちゃいけないと思うので、
ここだけの話にしておいてください(笑)
と、小さい字で書いてみました(笑)


さて、今回のタイトルですが、

腹が立つということ。


皆さんが腹が立つときって、

どんな時ですか?

漫画に出てくる知識ですが、
かなり本質をついていますので、
少し紹介します。

『ハンター×ハンター』
という作品です。

 

 

 


その昔『幽遊白書』という漫画で、
アニメにもなっていた作品と
同じ作者の漫画です。

一時期アニメにもなっていました。

この『ハンター×ハンター』は
現在もまだ続きが出ていますが、

作者の方が腰痛らしく、
なかなか続きの出ない作品です(笑)


この作品の最初のほうに、

主人公の友人となる
二人の人物と知り合ったあたりで、

二人がけんかを始めます。(1巻P54辺り)

そのけんかを主人公は止めません。

何故なら
「その人を知りたければ、
その人が何に怒りを感じるかを知れ」


母親代わりに育ててくれた人から
教えられていて、

主人公には
その二人が怒っている理由は、
二人にとってとても大切なものだと思った

ということでした。

結局その後思わぬ事態が起きて、
協力して事を解決するに至り、
お互い「すまなかった」とすぐに和解し
そのまま仲間になっていきました。

何かに対して腹を立てるということは、
自分の大切にしている何かを
踏みにじられたと感じる
からなんでしょう。

もう一つ、『エンゼルバンク』

 

 


こちらは、『ドラゴン桜』という
東大生も読んでいる漫画の外伝、
社会人向きの漫画です。

 

 


『ドラゴン桜』は阿部寛が主人公で、
ドラマにもなりました。

もちろん『エンゼルバンク』だけでも面白いですが、
『ドラゴン桜』を読んでいたほうが
より楽しめるかもしれません。
(私は『ドラゴン桜』、全部読めていません)


ここには主人公の上司が
ある女性に起業を勧めた理由として、

「怒っていたから」
だと答えています。
(3巻キャリア23章)

「グチったり、不満をぶつける人は、
 経営者の資格ゼロ」


「理論的で理屈に合った怒り方をしていた」


「経営者ってね、

 きちんと怒れる人じゃないとダメなんだよ」

また、
「世の中ね…意外にきちんと怒れる人少ないんだよ」と。

つまり、愚痴や不満でなく、
正しいことや理屈に合わないことを

きちんと怒れて訴える力のある人が、
経営者に向いている、
といっているわけです。

まあ、経営者になる・ならないはともかくとして、
なぁなぁで済ませたりせず(しかも愚痴でなく)、

「これはおかしいです!」と
怒れることが大切だ
といっています。

私の周囲にも、
「おかしいこと」をきちんと言葉にできる方が
何人かいらっしゃいますが、

その方たちは物事を多角的にとらえて、
感情面だけでなく
総合的に
「だからここがおかしい」


いわれることが多いように思います。

そしてもう一つの「腹が立つ」は愚痴や不満の類。


これは、持っていないほうが

本人が幸せになれるものだと思います。


例えば、愚痴や不満の原因は、

その人が持っている独自ルールが

破られた時に出てくるものです。


それは、「脱いだものを散らかさない」とか、

「出したらしまう」など

日常の中に溢れています。


それ以外にも

 

自分が粗末に扱われたと感じたときに

「自分は決して粗末に扱ってはいけない」という

独自ルールのある人は、

 

不満に思うのです。


その独自ルールは、

持っていてもあまり困るものでもないですが、

自分が一番つらくて大変ですよね。

ある方が、
息子んさんによく
「怒る」といっていました。

「怒ってしまうと、自分がつらくないですか?」
と伺いました。

後悔もするし、
エネルギーを消費します。


そして、
その後の関係修復にも
エネルギーを必要とします。


息子さんを怒るときには、
もちろん理由があります。

やらなければいけないことをしていないとか、
そんな類のことです。

その後始末は、
今までお母さんが引き受けてこられたそうです。

しかし、
その息子さんも
高校生になったということで、

お母さんが
その後始末をするのをやめて、

息子さんができなくなった時だけ
手助けすることにして、
怒るのもやめてみたらどうですか?

と提案してみました。

ここで、
冒頭の車をゆっくり走らせている、
という話につながるのですが、

急いでいたり、
焦っていたりすると、

どうしても自分中心になりがちで、

周りにエネルギーをまき散らします。


ゆっくり走ることで、
一呼吸おける
のです。

しかも、
到着時間は急いで走っていた時と
さして変わらないので、

イライラするだけ
無駄なエネルギーを使っていたことになります。

怒るときも、
一呼吸おいて

「自分は何に腹を立てているのか」
考えてみると、

原因は意外に
自分にあったりすることもあります。

例えば
「私はこんなに急いでいるのに、
 何をのんびりしているんだ!」とか

「私が一生懸命あなたのためにやってきたのに、
 無駄にして!」とか。

そこには、
本当に相手に怒る理由はありません。

「ごめん、
 急いでいるから早くしてもらえますか?」

と言ったほうが、
よっぽどスムーズに事は進みます。

そのお母さんは、
しばらく「怒らないキャンペーン」をしたそうです。

そうしたら息子んさんが気が付いて
「もう少し怒ってもいいよ?」
といってきたそうです。

急にお母さんが怒らなくなったら、
少し見捨てられているんじゃないかと
思ってしまったんでしょうか(笑)


人が怒るときは、
ものすごいエネルギーが必要です。

政治や社会に腹を立てれば、
デモクラシーや構造の変容が起こるほどです。

起業だってできてしまいます(笑)

でも、からだも壊してしまいます。

血圧も高くなるし、
ガンもできやすくなるようです。

なので、
腹が立つときは一呼吸おいて、
自分が何に腹を立てているのか
考えてみてください。


そして、
そこに理論と理屈があるのか、
独自ルールに基づいての
行動・感情ではないのか、

考えてみてください。

そして、
何に対して腹を立てているのかが分かれば、
自分が何を大切にしているのかもわかります。

腹の立つことも、
役に立つこともありますね!

さて今回はこのあたりで終わりにしたいと思います。

 

ここまでお読みいただきまして、

ありがとうございます。
ご意見ご感想など、いただけると嬉しいです

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