いじめについて　その1

仁元堂のつぶやきにようこそ。

年始早々ですが、

以前大学のゼミで話題に出た
『いじめ』について
書いてみたいと思います。

賛否両論あると思いますが、
私の体験談や、
その体験を経て今思うことを、
書いてみたと思います。

『いじめ』はダメなことだと
世間では言われています。

でも、私は起こることは

「しょうがない」と思っています。

ここであなたに質問です。

「私たちは集団生活をしています。

　狭い洞窟かもしれませんし、
　漁師町のようなところかもしれません。

　そこで、
　食料を自給自足する生活を
　送っていると仮定します。

　もし仮に、
　全10人の集団の中で、
　食料が8人分しか取れなかったとしたら、
　どうしますか？

　…しかも、
　自分には今すぐ食料を与えないと
　死んでしまう家族がいたとしたら。

　自分の分を確保して、
　自分は我慢して
　その家族に自分の分を分け与えるでしょうか？

　それとも、
　とにかく大声を出して、
　自分の家族の分は確保するでしょうか？

　…それをすると、ほかの人の分がなくなります」

あなたならどうしますか？

いじめって、
そういう問題だと思うんです。

少ない資源
(だと思っているもの)を、
いかに自分に有利に引き寄せることができるか。

そして、これから先の資源をいかに担保するか。

自分が我慢すると、
他人に利益がいく。

自分が我慢すれば、
誰かが犠牲になることはない。

でも、誰かを犠牲にしなければ、
自分が生き残ることができない。

これは究極の
サバイバルではないでしょうか？

そうして人類は生き延びてきたのですから、
集団になれば

『いじめ』のようなものは
起きてもしょうがない、
と思っています。

…でも、
昔ほど資源が乏しいわけでもないし、
安全に守られた環境にいるはずの
学校などの現場で
『いじめ』がなくならないのは、
不思議な話なんですが…。

以前どこかで書いたと思うのですが、
私はいじめられていました。

それは、
理由を付けるとしたら転校生だったし

当時引っ越した先は引っ越す前より
田舎だったし、

持っているものも違えば、
地域的な文化も違う。

…そんなことは、小学生にはわかりません。

理由はどうでもよいのです。

少し毛色が違っていることを理由に
『いじめ』は始まるのです。

今回ゼミで話題になったのは、

いじめがどうすればなくなるのかではなく、

いじめをなくすには何が必要か？
ということでした。

私は『一人で立っていられる力』だと答えました。

 

 

独りぼっちでも大丈夫日経ウーマンの記事より。

人は、本当の意味で一人です。

そして、
誰かに依存して生きています。

行動心理コンサルタントの鶴田豊和氏によると、

 

 

 

赤ちゃんのころは依存先が
極めて少なく濃い間柄です。

母親や父親に強く依存して、
その依存度は計り知れません。

だって、依存しなければ、
生きていくことができません。

もし、本当の父親や母親でなくとも、
育ての親にも依存して生きています。

そして、
成長してもその濃度や度合いは変わりますが、
誰かに依存しています。

お給料をもらったり、

お仕事をもらったり、

お互い様の関係で依存しながら生きています。

その依存先はたくさんあり、
そして薄くなります。

…もし、依存先が少なければ、
倒産した時や
行き詰った時に共倒れになりますね。

いじめを受けている人は、

自分一人でも生きていける見通しを立てつつ、

いじめている人以外の
依存先を見つけることに限ります。

つまり、
別の世界に一人でも立っていられる力が
必要だと思うわけです。

また、いじめている人は、

いじめられている人から
自分の生きるすべをもらっているわけですから

一刻も早く
自分の足で立っていられることを
目指すことをお勧めします。

つまり、誰かをいじめることで
自分のバランスをとっているわけですから、

いじめなくても生きていられる
「個」を確立するほうが良いと思うわけです。

要するに、
いじめる側も『いじめ』をしていなければ
生きていけなくなっているわけです。

そして、いじめられる側も、
いじめる側に隙を作っているわけです。
(どちらが悪い、と言っているつもりはありません。)

先ほどの例えで言うなら、

8人分の食料を
10人で分けてしまえば
何の問題もないのに、

それでは困るので
たくさん利益を得ようと思うのは、
しょうがないと思うんですね。

８人分あるならまだしも、
もしそれが４人分しかなかったら…。

いじめる側にも
いじめられる側にも、

それぞれ問題は潜んでいます。

それならいっそ、
一人で立ったほうが、

その力をつけたほうが、
有利なのではないでしょうか？

その先に続きます。
今回はこのあたりで失礼いたします。

賛否色々あると思いますが。
ご意見や感想などをいただけると嬉しいです。

 

仁元堂仁元堂は1999年から開業した整体院です。 さらに、アロマテラピーの教室や、カウンセリング(主に臨床動作法）をはじめ、全身のリンパドレナージュやフェイシャルリンパドレナージュも始めました。ningendo.jimdofree.com