実録!土地活用(新築マンション投資)

土地活用・不動産投資について、初心者の方にも参考になるような分かりやすいブログを目指しています。 業者側の情報ではなく、土地所有者、投資者の視点でリスクについても、お話しします!

カテゴリ: 実録!新築マンション投資

【3月17日のF氏】

この日、土地の売主、不動産業者がF氏の自宅を訪れて、
土地売買の説明をした日でした。

F氏は、今回のプランを実行する気持ちは固まっていましたが、

 
「土地の契約は来週までにしたい」
と言われて、


急に計画がリアルになってきたわけです。

いざ、3億以上の投資となると、ドキドキ、そわそわ、、
落ち着きません。

普段は合理的なF氏も、その日は、
「仏壇に手を合わせた」そうです。

その間に、位牌が倒れたら、この契約はやめようと思ったけど、
倒れなかったそうです。



 
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土地の売買契約の説明に同席しました。

今回の土地は、建築業者が押さえた案件でした。
(詳しくは、また、説明します)

現在名古屋の土地価格は、名駅を中心にミニバブルとも言われている中で、
まずまずの価格でした。

この土地は、プロパンガス会社が土地を抑えており、
「都市ガスではなく、自社のガスを供給する目的で転売する」
ということです。


なるほど、名古屋では一般的に都市ガスです。
このガス会社は、分譲宅地開発、集合住宅の新築などを通して、
売上を伸ばすという事業を展開してるんですね。



「建築業者も、不動産屋も、相手の気が変わらないうちに契約を!」
が、常套手段です。

売主も、当日、契約をお願いしたいと言っていました。


さすがに、それはできないということで、
来週に返事をすることに。

3月中には決めたいようです。

さらに、契約には、手付金が1000万円、必要とのことでした。
もし、契約を解除したら、手付1000万円の損失です。
(もちろん、相手が相手の都合で契約をやめたら倍返しなので、1000万の儲けですが)


銀行融資に関しては、まだ、正式に決定してなかったので、
それを確認した上で、手付を払わないと。

懸案事項ができました。




実は、建築プランに関しては、じっくり検討、修正はしてましたが、
土地に関しては、特に値下げ交渉をしていませんでした。

後から思えば、多少の交渉はできたかもしれません。
これは、反省事項ですね。

 
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さて、手付を払う前に、融資の確認が必要になりました。

今回の事業計画は、

土地が1億円
建物が2億5000万円
諸経費1200万円

総額3億6000万円の資金が必要です。


金融機関に融資を打診した結果、
A都銀=自己資金1億5000万円必要
B組合=自己資金1億円必要
C銀行=自己資金1億円必要
D信金=回答は来週
E銀行=3億6200万円の融資可能、金利は他行の後に言わせてください。有利にします。

という状況です。


今回の事業は、相続税対策でもありますので、
できるだけ借り入れをして、現金は手元に置きたいのです。
それに、1億円の現金は用意できませんし・・・

E銀行が、他行が厳しい状況を知って、万が一、金利3%とか、言われたら、
事業計画そのものが、狂ってしまいます。
手付を支払ってからでは、困ります。

そこで、金利の確認を電話でしました。
1%以下は間違いないとのことでした。
口約束ですけど。
ICレコーダーで、録音すべきだったかな?(笑)



このE銀行は、不動産投資に積極的で、建築業者からの紹介です。
F氏の資産背景も見て、新規顧客にしたいという気持ちもあります。
また、建築業者の計画書では、
融資3億5000万、金利1.2%でシミュレーションしています。

事業計画書よりも、条件が良いと確認取れていますので、本当は安心してたですけど。
いざ、手付のことを考えると、もう一度、確認が欲しかったです。

 
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今回の新築マンション建築は、主に相続税対策として行っています。

ざっくりとした計画の概要は、
土地    1億0000万円
建物    2億5000万円
諸経費      1200万円 
総投資   3億6200万円
です。

当初収支計画 としては、
自己資金   1200万円
借入    3億5000万円 
です。

しかし、3億6000万円の借入でシミュレーションします。


30年ローン・金利1.0%で、
年間の返済額が、1390万円です。

もし、金利が1.4%だと、
年間の返済額が、1470万円です。

金利が、0.4%変わると、年間80万円変わってきますね!

これを、
35年ローンにすると、
金利1.0%だと、1220万円
金利1.4%だと、1302万円
です。

多くの金融機関では、30年ローンが一般的ですが、
一部の金融機関では35年ローンも受け付けてくれます。

今回は、35年を予定しています。
金利は1%以下に、収まる予定ですが、1%でシミュレーションします。
当初の10年は1%以下でも、その後は利率が上がるかもしれません。


家賃設定は、
当初計画で、満額で2466万円です。
(共益費含む)

実際の運営では、満室の92%でシミュレーションします。
すると、家賃収入は2269万円です。

家賃収入から、管理費(家賃の4.32%)が引かれます。
これが、89万円になります。

したがって、実質家賃の入金は、2269-89=2180万円です。


支出は、返済以外に
共益費     201万円
固定資産税等  250万円
修繕費     100万円
です。

すると、収支(キャッシュフロー)は、(35年1.0%でシミュレーション)

CF=2180-1220-201-250-100=409万円

といったところです。





もし、売上がさらに低下した場合、を考えてみます。

売上が当初満室家賃の 

84%の場合  CF=257万円(20年後を想定、固定資産税222万円で試算)
           
80%の場合  CF=172万円(25年後を想定、固定資産税212万円で試算)

76%の場合  CF= 78万円(30年後を想定、固定資産税201万円で試算)

72%の場合  CF=ー6万円(33年後を想定、固定資産税192万円で試算)

私のシミュレーションでは、30年以降は、CFが赤になると予想しています。


このように5年ごとに、家賃を低下させてシミュレーションをしています。





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今日のダイジェスト

3月24日、午前10時、土地売買手付金1の売主への振り込み。
3月24日、午後1時半より、土地の売買契約に署名捺印。
3月24日、午後2時半より、建物建築請負契約に署名捺印。 






 午前中には、土地売買契約の手付、1000万を振り込みに三菱東京UFJ銀行へ

UFJはそこそこ空いていて、スムーズに窓口へ。

窓口の女性に、

「金額が多いので、差し支えなければ、目的を聞かせてもらえませんか?」

と言われたので、
「土地売買の、手付です」
伝えます。

それ以上は、特に何も言われなかったです。


最終的には、今回の事業は、D信金か、E銀行の融資になりそうですが、
D信金も、E銀行も、口座がありません。
当然、預金もありません。
とりあえず、UFJから、捻出します。

来週には、D信金か、E銀行のどちらかに決めます。

決めたら、お金の出入りを1箇所にまとめないと。

それから
レシートや振り込みの控えも、1箇所にまとめておかないと、後で困ります。
さっそくBOXを決めて、振り込み表の控えを入れました。


 土地売買契約

1時30分、売主さんと不動産屋さんが来ました。

署名するものは、

売買契約書
重要事項説明書
媒介契約書

です。


売買契約の日付は、本日3月24日
重要事項説明書の日付は、前回に説明を受けていたので、3月18日

契約は、実印を使いましたが、
特に印鑑証明が必要というわけではありません。


余談がなければ、30分もあれば、終わります。



 建築請負契約

今回の建築行者は、ユニホーさんです。

ユニホーについては、また、別の記事を書くことにします。


本日は設計担当者と、営業担当者の二人が自宅に。

重要事項の説明の後、

建築請負契約に、署名と捺印。
こちらも、印鑑証明書とかは不要です。


これも、余談がなければ、30分以内ですね。

契約書はコピーをとって、業者の控えにするために、一旦、会社に持って帰るとのことでした。



今日締結した請負契約は、2億4980万円ですが、
注意しなくてはいけないのは、
「別途工事」
という部分です。


埋設物撤去工事・・・・これは地中に物が埋まっていて、工事に差し支えるので、撤去する費用です。
           今回は、土地の売主負担なので、大丈夫です。

近隣被害対策費・・・・建築プランを見て、近隣の苦情があった場合に、その対策工事の費用です。
           多いのは、
           「マンションから家が丸見えだから、目隠し工事をしてくれ」
           というものです。
           これは、あるのかないのか、なんとも言えません。
           現状のベランダの仕様では、目隠しはつけられない構造です。

25m以上の杭工事・・・近隣ボーリングデータから、25mを超える可能性は少なそうです。
           しかし、敷地をボーリングしてみなければ、わかりません。

電柱移設工事・・・・・敷地の北側には、間口の真ん中程度に、電柱があります。
           この費用は、かかりそうです。





つまり、契約書以外に、足がでる可能性があるということです。


以上、3月24日の出来事でした!



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「手付金」(不動産用語)
「手付金に関するニュース」(ニュース)





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