京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句「走る背や」の巻

2022-10-18 07:52:24 | 俳句
フリー句(自由連句)「走る背や」の巻き
走る背やあの子と親の火花散る 青島巡紅
出雲へ急ぐ九月末日      金澤ひろあき
獄卒の頭痛の種神様の宴会好き 巡紅
飲み過ぎて切られるドジな大蛇いて ひろあき
黄帝に一万もの妖異鬼神の知識ゲロった時酔ってたの、白澤様 巡紅
雲間より都が見える道術師   ひろあき
将軍塚より始まった京の都   巡紅
*和気清麻呂に伴われ登られた桓武天皇が京都盆地を一望され平安建都となった。
船遊び神泉苑より見る月は   ひろあき
二条城堀に映る月は黙すのみ  巡紅
山陰線乗り換え松茸栗御飯   ひろあき
春の七草食せるのに秋の七草  巡紅
食えもせぬ猫がソファーで大威張り ひろあき
満月にお腹ぽんぽん酔っ払い  巡紅
国宝の茶釜にシッポついている ひろあき
ロボット犬アイボの合同葬式  巡紅
*小馬鹿にしたような仏新聞の扱い。欧米には針供養とか人形供養とかないからでしょうが、淋しいですね。
花屑と共に流されつくも神   ひろあき
澱みの水も本流に戻り大海へ  巡紅
朝顔もオルガン唱歌小学校   ひろあき
描けたよと画用紙ひらひら目きらきら  巡紅
二十四色で染まらぬ世界の余白です ひろあき
武士の情けで見るでないと枝払い後のプラタナス 巡紅
冬支度丸く小さく晩年は      ひろあき


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