四輪クドウの独り言

●今日は春分日。寒さ暑さも彼岸まで…春の彼岸を迎え、いよいよ本格的に春になる。と言っても今日は「寒い」一日です。

●今朝の朝刊一面は、「日銀マイナス金利解除」と大見出しです。2007年の異次元の金融緩和から17年。銀行預金の金利が期待されなくなって17年です。銀行預金利子という言葉が「死語」になっていました。さて、これから銀行業務は大きく転換されるのか。株高の基調が続くのか。勤労者の所得が上向くのか。中小零細企業はどういう方向に向かうのか。17年という空白は、まさに「異次元の空白」とならないように政治の責任も大きいと思います。

●市議会定例会も月曜に予算決算常任委員会で「令和6年度予算」が可決すべきものと決しました。予算分科会でどれだけ具体的に審査したのか。深められたのか。質疑しましたが、「そのような質疑はありませんでした」との分科会長の答弁でした。240億円規模の一般会計予算です。マクロ的にはインフレにかじを切っていますが、市の財政がインフレ気味では将来の財政運営に懸念があります。

●過日の一般質問で市長に、予算編成方針の「ポストコロナ時代とは」との問いに「リモートなどの働き方」、「価値観や生活様式の変容」との答弁でした。それは全職員組織で共有していますかとの問いに「している」との答弁でした。同じポストコロナで、「持続的財政」や「まちづくりの魅力」については、市税の減少や社会保障費の増大、公共施設の維持管理との答弁でした。この3点はポストコロナというより、北本市がここ10年か抱えている固有の課題です。北本市政運営の最大の課題は「組織力」と思っています。

●22日が最終日です。予算含めてどういう結論を出すか。議事機関の仕事です。