香川県の中学生親とお話をして | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

先日、香川県の中学生親子に「30日間記憶の定着法」についてオンラインでお話をさせていただいた



覚えないのに、30日で300個の英単語が書けるようになる


これは「覚えない日本史」からの応用だ


こうした常識や当たり前を覆すのがクリティカルシンキングである

だからオンラインではクリティカルシンキングのお話もたくさん伝えた


「覚えるしかない」

「何回も書け」

「関連づけて覚えろ」

「教科書を何度も読め」

「漫画で流れを掴め」


こういったアドバイスは誰でもできる

だからこそこうしたアドバイスに疑問を持つことから新しいものが生まれる


昨日は社会人の方の昇格試験の小論文の説明をさせていただいた

オンラインの小論文添削指導を受けてきたそうだが「正解」「コツ」に終始していた


それはそれでひとつのやり方だろう


だか、「見栄え」の良い文章を書く能力を試すためにわざわざ小論文試験をやるのだろうか?


クリティカルシンキングとは、こうした目の前の「常識」や「当たり前」に疑問を持ち、そこから他者には見えない問題を発見し解決策を見出していく

その過程で知識を得ていく、つまりPBLの学びだ


この学びは小論文を書く上で絶対に必要だと思う

確かに添削による「見栄え」重視の文章を書く練習も良いであろう

しかしもっと深い学びを「対話」をすることでしてほしいと思う


調べ学習型の「探究」は昭和時代からずっとやっている

タブレットやパワポを使うだけで新しくない


大切なのは

当たり前の景色の中から、他者が見ることができない課題を見出すマインドセットだ


そんな学びをこれからも小学生、中学生、高校生としていきたい