ご無沙汰してます。元気です。
最近は子供を寝かしつけた後や、お昼寝の時が読書タイムです😊
物音を立てずに楽しめる娯楽はありがたい🙏
最近は特に『特殊設定ミステリ』にはまっています✨
謎解きにSFやファンタジー、ホラーの要素が絡む作品、『屍人荘の殺人』や『虚構推理』が有名な例ですね。
冬の間に読んだ中でも特に面白かったものをいくつか。
妻の家系にかけられた呪いを解くため、タイムスリップして過去の連続殺人事件を解決しようとする夫の話。
タイムスリップに関する細かな設定(周囲○メートルにあるものも一緒にタイムスリップしてしまう、時間跳躍に生じる誤差など)はそれだけでも面白いです。
さらにはそれが謎解きにも活かされており、人間関係なども含め描写に無駄がありません。
本格ミステリにありがちな露悪趣味やグロテスクな描写もなく、さらっと読める作品。
↑の作品の続編ですが、前作を読んでなくても楽しめます。
こちらも特殊設定ミステリなのですが、まず中盤からの展開にびっくり。
『孤島の来訪者』って主人公のことじゃないんかい!
あまりネタバレを見ずに楽しんでほしい作品。
ほとんどの短編はマガポケで漫画版を読んでいたので、面白いですが目新しさはなし。
が、書き下ろしの中編『雪女が斬る』が良作でした。
かつて雪女を斬って剣術を極めたという剣豪の謎の死、それにある懸念を抱く子孫……。
多重推理のどれも説得力がありますが、その末に明らかになった真相がまた意外性があり面白かったです。
米澤穂信さんの書評・エッセイをまとめた一冊。
わかってはいたけれど、読書量が半端ない……。
読んでない人に興味を持たせることができ、読み物として面白く、なおかつネタバレしない書評を書くのってすごく難しいのですが、米澤さんの書評は当たり前のようにその点をクリアしているのがすごい。
とりあえず、『時計館の殺人』と『アルファベット荘事件』を買いました。
四元素になぞらえて建てられた四元館。そこで一族の人間が次々と死を遂げる。その裏にはある思惑が……。
ネタバレなしで読みたい作品その2。
読了後、「〇〇〇〇〇〇ってそういう意味か!」と改めて驚かされます。
本の声が聞こえる少年・むすぶの周辺で起こる出来事・謎を描く《むすぶと本。》シリーズ。
こちらは単行本で出ているもの。
ファミ通文庫で出ているものよりラノベ色が薄く、謎解き要素もあって引き込まれます。
一般向けに書かれていて、内容も面白いのに、↓のラノベシリーズと同時展開されていて敷居が高く感じられてしまうのが少しもったいないです。
こちらはファミ通文庫(ラノベ)で出ているもの。
短編が多く、コメディ要素が強い番外編といった感じ。
《文学少女シリーズ》の登場人物やその子供がたくさん出てくるため、文学少女ファン向けです。
《本の声が聞こえる》という設定が面白く、児童書なら女の子の声、『好色一代男』なら伊達男の声、と小説自体がキャラクター化しているのが楽しいです。
夜長姫との過去というヒキはあるものの、物語がどこに向かっているのかわからないのが残念な点。