地方路線を広く展開!サービスも充実! FDA JH833便(JL2633便) 神戸→青森(前編) | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

アジア10ヶ国、数百路線のバスを乗り歩いた私が各国の路線バスを中心に交通、ホテルに関する情報をお届け!
アジア各国の情報提供強化のため、日本の情報更新は現在縮小中です。

今回は北海道へ行った道中、神戸から青森まで搭乗したフライトの様子を紹介します。

長くなりますので、今回は前編と後編に分けましてお送りしたいと思います。

 

 

今回の出発はスカイマークの搭乗時などにもよく利用する神戸空港です。

しかし今回はスカイマークではなく、FDA(フジドリームエアラインズ)という航空会社を初めて利用しました。

フジドリームエアラインズは静岡県に本社を置く航空会社で、主に静岡空港、愛知県の小牧空港を拠点とした運航を行っていますが、近年では神戸空港も新たな拠点としており、神戸から各地へ便を飛ばし、関西~地方都市間の需要も得ています。

FDAの航空券は自社の公式サイトなどのほか、JALとも提携しており全便がコードシェアを実施しているため、JALのサイトからも予約することが可能です。今回はJALのサイトから予約をしましたが、この場合は自動チェックイン機は利用できず、FDAのカウンターにてチェックインする形となっていました。

 

 

私はJALのマイレージ会員ですので、JALのマイレージカードを提示すると、JALからの予約が確認できる端末を操作してすぐに照会をしてくださいました。

FDAの便では必ず紙の航空券を発券する決まりとなっているようで、チェックイン完了後に紙の航空券を渡されました。

JALからの予約の場合は券面のFDAの便名の記載された所の横にJAL便名のシールを貼るようにしているようです。

FDAでは20kgまでの受託手荷物も無料で預かってもらえますので、この時にカウンターで大きな荷物を預けます。

手荷物預けも済ませ、身軽になった所で早めに保安検査場を抜けてしまいます。保安検査場ではマイレージカードではなく、先ほど発券された航空券を検査係員に提示して通過します。

 

 

待ち時間もなく保安検査場を通過し、余裕を持って搭乗ゲートに到着することができました。今回の飛行機は3番ゲートからの出発です。

今回搭乗する便はJH833便 神戸発青森行きです。FDAではJH833便という便名がついておりますが、JL2633便というJALの便名も入ったコードシェア便となっています。神戸発は11時55分、青森空港へは13時35分の到着予定で約1時間40分のフライトです。

 

出発時刻の15分前頃から搭乗が始まります。搭乗の順序は最初にお手伝いを必要とする方やお子様連れの方の優先搭乗があり、その後は上級会員の優先搭乗などはなく、混雑に合わせた搭乗順序になります。

この日は後方の方を先に案内し、その後程なくして全ての乗客の搭乗案内になりました。

FDAはエンブラエル製の2種類の機材を保有しており、今回搭乗したのはエンブラエル175という機材になります。

 

 

エンブラエル175は小型の機材で、日本国内で多く飛んでいるボーイングB737型機よりもさらに小さいです。が、プロペラ機などよりは大きいので存在感があります。

今回搭乗したエンブラエル175は緑色の機体で、松本市観光大使「Alps Mountain View」号という就航地である長野県松本市をPRする機体になっていました。離陸後の機内放送でもそのことが案内され、「松本へ足を運んでみてはいかがでしょうか」としっかりと宣伝が行われていました。

 

 

エンブラエル175の機内の様子を紹介します。機体のサイズが小さいこともあり、客席は2+2の4列配置になっています。

 

 

プロペラ機などよりも大きい機材ということもあり2+2列配置だとかなりゆったりとしていて、足元や天井も高く広々と感じられます。足元は余裕で足が組める程度の広さがありました。

座席の横幅も3+3列配置の機材よりも広く、特急列車のグリーン車(4列)に匹敵するくらいの幅はあったと思います。これは非常に快適な機材だと思いました。

一方、モケットはLCCと同様のビニールレザーになっているほか、他のレガシーキャリアにあるような電源コンセント、WiFiなどの設備はありませんので、機内でのインターネット環境はありません。スマートフォンなどは機内モードに設定して、オフラインで使用することしかできませんのでご注意ください。

 

 

安定飛行状態になってから使用できる背面テーブルは大きなものが用意されていて、お弁当などを余裕で広げることができます。

頭上にある読書灯や空調のパネルも2+2の座席配置ということでコンパクトにまとめられていて、真ん中にキャビンアテンダントの呼び出しボタンがあります。

 

 

座席の前ポケットには安全のしおりと注意事項の書かれたリーフレット、さらにFDAの機内誌とFDAの拠点のひとつである愛知県(小牧空港)を宣伝するパンフレットが入っていました。

注意事項にはこの機材は小型のために指定された座席から移動しないようにという注意書きもありました。このサイズの飛行機の場合、機内の重量のバランスも重要になっているようです。

 

 

飛行機は11時55分、定刻にゲートを出発しました。機内は後方に相席となっている箇所がありましたが、おおむね通路側は空席が目立ち、JALからの予約で指定できる座席は全て窓側か通路側が空席という搭乗率でゆったりと座れる環境でした。

トラクターに押されてバックした後、飛行機は滑走路に向けて自走し始めます。

 

 

特に待ち時間なく滑走路に到達し、出発から10分も経たないうちに離陸しました。曇り空の神戸を離れ、一路青森へのフライトがスタートしました。

 

前編はここまでとなります。後編では上空からの景色や安定飛行中に行われる機内サービス、青森着陸時や降機の際の様子を紹介します。ぜひご覧ください。

 

↓神戸空港周辺、青森市での宿泊におすすめのホテル↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神戸、FDAを楽しめる商品のご紹介