実体を仮想空間へ

メタバースの世界に経済圏が確立していくと言われ始め、
何か自分なりに表現をしていこうとした時にどんなことができるのか、
何か現実と仮想を組み合わせた表現はできないかと模索しているなかで、フォトグラメトリーという表現に出会い、
まずは簡単なものからということで身近な野菜をフォトグラメトリ化して仮想空間へ持って行ってみました。

持って行く対象の仮想空間は自分で自由にカスタマイズできるプラットフォームとしては敷居が低そうだったのでVRChatの世界へ持って行くことにして、アカウントを作成してまずは自分の空間(ワールド)を作成できるところまで事前準備として行いました。

そして準備が整ったら大まかなステップとしては次の通り

1.野菜を用意する
 ひとまず玉ねぎとキウイがあったので。

撮影した玉ねぎ

2.360度様々な角度からたくさん撮影する
 できるだけクオリティの高い画像が必要ということで高解像度での撮影が可能なSIGMAのsd Quattroを使いました。
 撮影ボックスを利用して、枚数としては200枚弱でした。

撮影ボックスを使ってぐるぐる撮影しています

3.フォトグラメトリ化する
 3DF Zephyr Liteという写真計測用ソフトウェアを使い3Dモデルを生成しました。

3Dモデル化

4.ディティールの補正
 今回はAdobe Photoshopを使って若干ですが3Dモデルの表面を修正しました。

5.仮想空間へ設置
 UnityというIDEを内蔵するゲームエンジンを利用して用意した3Dモデルをあらかじめ作成しておいた自分の空間(ワールド)へ設置します。

Unityまでインポートすることができれば、
テーブルに陳列してみたり、
棚に飾ってみたり、
大きくして椅子にしてしまったりと、
現実に縛られない自由な世界が広がっていました。

持ってみたり
たくさん並べてみたり
椅子にして座ってみたり

これなら野菜のバリエーションを増やすことができれば
バーチャル八百屋も作れそうです!
バーチャルケーキ屋さんなんかも面白そうですね♪
既にアパレル業界などは進んでいるようですが、
ECサイトと連携させた仮想のショールームなんかが、
今後どんどん増えるのかもしれないですね。

この世界でどんな表現ができるのか、
まだ模索中ですが考えているだけでわくわくしてきます!