「白い罪悪感」って何？

こんにちは。
フラワーフォトセラピストの内藤由貴子です。

GW前の週末をいかがお過ごしでしょうか。

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昨日書いた記事、

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さて、今日は「白い罪悪感」についてお伝えします。

拙著、
『つい「自分が悪いのかな」と思ったとき読む本』
の中には

「白い罪悪感」という言葉が出てきます。
この「白い罪悪感」は、私の造語です。

一番お辛いのは、

罪悪感はある

でも、その元になるはずの「罪悪」が

「ない」方たち

です。

当初、「無実の罪悪感」などの
言葉を考えたのですが

心理学の大御所の先生も使っていたので
新たに考えて作った言葉です。

言い換えれば、心理本をたくさんお書きの
大御所先生も、

　罪悪がないのに罪悪感はある

ことは、当たり前のことと
思っていらっしゃるわけです。

だからこれは、私だけが言っているのではなく
心理学の世界では、大前提なんですよ。

白い罪悪感は、
潔白の白からイメージしました。

執筆中に編集長に
「白い罪悪感」という言葉はどうでしょう？

とメールでお尋ねしたら、

「いいですね、なんだか白い魔女みたいで」
というご返答。

「やっぱり私は白魔女か…」と内心思いつつ
これで書くことに決めました。

ところで「白い罪悪感」があれば
「黒い罪悪感」はあるのか…？

あるとすれば、

たぶん、

本当に罪や悪いことをしたケースが
想定されます。

でも、私はその言葉は使っていません。

なぜかと言えば、多くの場合、

罪悪感を覚える時は、
うっかりやらかした時ではないでしょうか。

それを黒いと言いきる自信がありません。

殺意を持って人を殺した人は
とても黒そうですが、

「あんな人、殺されて当然よ」
と言うようなセリフは、
サスペンスドラマでよく聞きますが

本当に「当然」と思ったのなら、
「罪悪感は無かった」となるはずです。

もちろん、罪悪感があるから、
表向きは相手が悪いと言っているのですが、

なんだか罪悪感の色以前に
その判断がグレーに感じるんですよね…。

それから、いじめの話は辛いですが、

いじめる人に罪悪感があれば、
そもそもいじめないでしょう。

罪悪感は、やってはいけないことを止める
心のブレーキの役割があるのですから。

むしろ、いじめを見て止められなかった人が
罪悪感を覚えて引きずることはあります。

また拙著の中にも、
小説「君たちはどう生きるか」から引用した
主人公コペル君の話があります。

上級生ににらまれて制裁を受けるかも…と
悩んでいた友人の壁になると約束していたのに

いざその状況になると、他の友人たちが
助けに入っていったのに、

彼は足がすくんで動けず
結果として、約束を裏切ることになります。

そこで、熱を出すほど苦しんだのは、
他ならぬ「罪悪感」のせいです。

でも、いじめを止められなかった人も
コペル君の場合でも、

罪悪感の元になることはあったけれど、
これを黒い罪悪感と言っていいのか、
とっても抵抗を感じるのです。

罪悪感自体、自分を裁く感情だから
そんな感情が起こった時点で、
もう黒さが薄まっているように感じるのです。

悪いことをしたという意識がない人はクロ
ですが、

犯罪やいじめ、ＤＶ、モラハラなど
やっている方に罪の意識がどれだけあるか
というと、
罪意識より、快感の場合さえあるからです

一方、白い罪悪感なんて悪くない人です。

でもなぜか

自分は悪いことをした、
人に迷惑をかけている、

という感覚が付きまとい、

自分を責めたり、卑下したり、
良くない方を選択したり、

頑張っても評価されにくい

やりたいことがあっても二の足を踏む

ババを引かされやすいし、
みんながやらない仕事を押し付けられることも。

そして、ひどい場合には、
噂やいじめ、ＤＶ、モラハラの標的になることさえあります。

理不尽ですよね…
書いていてイヤになります。

これらが生きづらさの具体例です。

本人が悪くなくても、
罪悪感があれば、

こんなことが起こるのです。

そのわけは、

罪悪感は、
自分に罰を与えたいという欲求
何かを償いたいという欲求

これを「自己処罰欲求」と言いますが、
これと連動しているのです。

自分を責めるのも、償いたい思いから。

良くない方を選択するのも

幸せになったり
自分らしく自由に生きたりすれば、
自分に罰を与えたことにならないからです。

多くの人は、そんなことに気づいて
変えよう、変わろうと意識的になれば
問題は解決すると思っています。
自分の感情だから。

でも…

そのままでは、

幸せになろうとすると、
邪魔が入ることをお忘れなく…

その邪魔をするのは「罪悪感」です。

それに、
罪悪感は単独で存在する感情ではありません。
自己否定感や恐れ、禁止令などとつながります。

罪悪感は自己肯定感以上に
セラピーの要です。

というより、低い自己肯定感の理由です。

手ごわいだけに、相当深いことを教えてくれます。

ぜひ、本だけでもお読みください。
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＊白い罪悪感が浄化され、自分が変われますように…

そんな白い罪悪感について、
もっと多くの方と語り合いたくて

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明日21日までが、
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読者様とお話しできること、楽しみにしています！
ぜひお待ちしております。