「私の気持ち、全然分かってない！！」
と思う時ほど、自分も相手の気持ちが
分かっていなかったりする。
「分かって欲しい」という気持ちの裏には
「これぐらい分かっていて当然だ」とか
「もっと自分を理解して欲しい」
という気持ちが隠されています。
人を理解するよりも先に
自分を分かって欲しい、満たして欲しい、
不安な気持ちをどうにかして欲しいと思っているの。
だけど、自分のネガティブな気持ちや不安は
心の内側から湧いてくるものだから
自分の外側にあるもので補うことはできません。
湧いてくるネガティブな気持ちを
解消したいのであれば、
ネガティブな気持ちが静まるまで
自分の心に意識を向けてあげることが大切です。
自分が本当に不安になったり
悲しくなったり、怒りが湧き起こっている理由って
自分が自分自身をきちんと
相手してあげていないからなんですよね。
本当は心が弱い人の３つの特徴
心が弱い人というのは、無意識に
自分の問題を周りのせいにしてしまったり
問題から目を逸らそうとしたり
自分がやっていることを正当化しようとします。
ですがこれをすると、
人はいつまで経っても変わることはできないし
同じ悩みに悩まされ
堂々巡りになってしまいます。
本当の意味で問題を解決したいのであれば
きちんと本質的な悩みと向き合うことが大切。
今回は、心が弱い人の３つの特徴についてを
お伝えしていきたいなと思います。
特徴１．「自分は悪くない」と思う癖がある
例えば、浮気する人が浮気をする理由に
よく上がってくるのは
「彼氏（彼女）が
構ってくれなくなったから」というもの。
「寂しいから浮気した」
これって、本当にそうなのでしょうか。
「寂しい気持ち」は、ただの感情です。
きちんとその気持ちを受け入れて
自分の気持ちを解消しようと思えば
相手に自分の気持ちを伝えたり
自分なりの趣味を見つけたりして
悩みを解決できるのですが、
このように自分の外側に
原因を探そうとすることで
弱い人は自分を守ろうとしてしまうのです。
これは浮気の話ばかりに限らず
・◯◯さんに言われた通りにしたけど上手くいかなかった
・◯◯さんに〜された（言われた）
・自分は何も悪いことしてないのに◯◯な扱いを受けた
・誰も私の気持ちを分かってくれない etc
といった、受身な考え方を持っている場合にも
同じことが言えます。
自分は悪くない、ちゃんとしている、
そういう風に自分に言い聞かせて
ネガティブな感情を無視してしまうから
本当の意味で、ネガティブな感情を
解消することができないのです。
特徴２．「変化のない毎日」という不幸から抜け出せない
人は現状維持したい生き物なのだとか。
変化を起こそうとすると
ホメオスタシスという身体のバランス機能が働き
恐怖心を感じるようになってるそうなのです。
多くの人が選択する現状維持という在り方は
一見楽なようで、実は苦しい道でもあります。
何故なら、コンフォートゾーン（安全地帯）
を超えることを恐れることで
外側にある、より楽な道に進むことができないから。
だけど、
この動画の話にもあるように、できるところから
コンフォートゾーンを超えることによって
少しずつでも、自分の望んでいた道に
進むことができるようになります。
私が普段、ギフトプロデュースという
仕事をしていると周りの人には未だに
「看護師はなんで辞めちゃったの？」
「まぁ、またやろうと思えばできるしね」
なんて言われることがありますが、
この言葉を聞いても一切
看護師に戻ろうという気持ちにはならないし
心が揺らぐこともありません。
それは、自分の中で
今の自営業（自由業）という在り方が
一番しっくりきているからなんだと思うんです。
これがもし、今までと同じような形で
病院で勤めていたんだとしたら
自分のやりたいことが出来ず
周りに合わせて仕事を進めていくことを
とても窮屈に感じていたかもしれませんし、
最初に勤めていた病院では鬱状態になったり
自殺を試みたこともあるくらいですから
最悪、自分がまともに生きることすら
出来ていなかったかもしれません。
勿論、誰もが仕事を改めるべきだとか
自営業をやるのが正解だと
言っているわけではありません。
その人にとっての合う合わないもありますし
落ち着く場所も個人で違います。
ただ、毎日仕事や人間関係の愚痴を言ったり
お金や時間が思うように使えないと悩んでしまうのは
現状維持という「変化のない毎日」に
囚われているからなんじゃないかなって思うんです。
愚痴や弱音を吐いたり
被害者意識を持つのではなく
自分は今、何がしたいのか？を考えることが
大事なんじゃないかなって思います。
特徴３．周りの人の気遣いに気付けない
心が弱い人、依存的な人は
周りの人の気遣いに中々気付くことができません。
その理由は、自然と人の力を
借りることが出来てしまうからでもあります。
そうなると、
本人も知らないうちに、周りの人に対して
傲慢な態度を取るようになってしまいます。
繊細な人に感謝の気持ちが湧きにくいのは
このようにその人の本質が
依存体質だからでもあります。
傲慢な人にならない為には
自立することが大きな課題になります。
弱い心を打ち消す方法
弱い気持ちを壊すには
「自分が弱い人間だと受け入れること」
これが何よりも早い手段になります。
きっと「それは怖くてできない」って
思う人もいるかもしれないけれど、
自分のネガティブな感情が湧いてきた時に
「なんで私今怒ってるんだろう？」とか
「私はなんでこんなに悲しいんだろう？」って
素直に自分の気持ちと向き合うだけでも
物事の捉え方が変わってくるんです。
心が弱い人とか、自分と向き合うことを
難しいことだと思い込んでいる人は
中々こうやって自分のネガティブな気持ちを
深堀りすることってないと思うのですが、
本来の悩みの原因が
「悩む理由がわからないこと」や
「モヤモヤした気持ちを無視していること」だと分かれば
きちんと向き合おうと思えるはずです。
私がセッションする時も
何か悩みがある人に対しては
・どんな感情が湧いてきているのか？
・何が一番辛いのか？
・本当はどうしたいのか？
・何が気がかりなのか？
（悩みを解決する上で何が障害になっているのか？）
という質問をしながら
悩みの本質が浮かび上がってくるまで
ネガティブな感情を深堀りしていきます。
このように悩みを掘っていくと、
・私が我慢すれば問題ない
・人に言われたんだから仕方がない
・大丈夫！大丈夫！（と、気分を無理やり上げる）
・◯◯さんに責められた、やらされた（と被害妄想を抱く）
と思っていた人たちが
自分の本音に意識を向けることができて
自分の思いを素直に伝えられるようになったり
我慢しなくなったり、愚痴を言わなくなったり
無理なことは人に任せられるようになったり
心に余裕を持って
人と接することができるようになります。
最後に
依存的な考え方を持っている人は
人に悩みを相談する時、悩みの主語が
他人や自分の外側にあるものになっています。
「◯◯さんに〜て言われちゃってさ」
「ウチの子供が言うこと聞かなくて」
「（上司に）やれって言われて仕方なくやってるんだけど」
「若くないから恋愛なんて上手くいかないよ」
もし、このような形で悩みが出てきていたり
愚痴を吐いていることがあるのなら
外側に原因を向けてしまっている証拠。
そんな時は、ぜひ自分の内面と
向き合ってみてください。
答えは必ず、自分の心の中にあります。
きちんと自分自身と向き合うことができれば
本当にやるべきこと、問題解決策が
浮かび上がってくるはずです。
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