お菓子を器に盛る時先輩や師匠方から
ざんぐりとですよ」と教えていただいています
 
ざんぐり

① 垢ぬけがして、さっぱりとしたさまを表わす語。

② 大まかで茶味のあるさまを表わす語。茶器を鑑賞するときに用いる表現。

 

これがなかなか難しくって、定規で計ったようにキチキチでなく
かといって本当に放り投げたような乱雑でなく
 
 
大好物 岐阜の奈良屋本店製かがり焼鮎と芳光製かるめら
2種の干菓子を右奥と左手前に
いただくときは右奥から手で取る(流儀によって違います)
 
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夏越の祓の干菓子 三英堂製 うす氷 万年堂製 芦 茅の輪を添えて
器 雅羅素と遊ぶ 林孝子さん作
 
垢ぬけして
さっぱりして
大まかで
茶味がある
なんて
修行は続くよどこまでも なのでございます。
 
それでもってお客さまに取っていただきやすく、
器とのバランス良くあまり不安定にならないように盛る。
ベターっと平面に並べるのは茶味に欠ける。
 
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お菓子の格によって上下の位置関係を替えますが、
それ以前に例えばこちらは上が「夏の空」と「金魚」だったらこう
 
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「金魚」と「石が根」だったらこう。
自然界の常識的な上にあるか下にあるかがまず優先だと思います。
 
夏の空 亀屋良永製 金魚、石が根 万年堂製
 
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金魚 細工が細かいのとお顔の表情が可愛くて皆さまにウケてます。
 
秋の吹き寄せは重ねて盛る
 
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彩りよく積み上げる感じです
 
 
吹き 寄せ ですもの
 
SNSなどで拝見するよそさんの盛り方はやはりキッチリ、
主菓子も干菓子も同じように寄せることなく間隔をあけてポツンポツンとが多いようです。
見慣れないので違和感を覚えます。「盛る」と「並べる」の違いでしょうか。
 
うちは主菓子も寄せて盛ります。
 
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お菓子の間をあまり開けずに仲良くね
 
お菓子の盛り方にも社風というか庵風というか個性が出るものですが
茶の湯のお菓子の基本はやはりざんぐりなんでしょうね。
チョコやマカロンじゃないんだから「並べる」は違うと思います。
 

 

 

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