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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

最後の民の召命と使命 第8回

2018年02月01日 | 日記

カルケドン信条もキリストの神性についてニケア信条の見解を維持しているために、すべてを容認することはできませんが、キリストの神性に関しては、信条を確立した功績は大きいと言えます。一言で定義すれば、イエスは完全な神であり、完全な人間だということです。一つの本性を強調して混合されず、変化されない方だと言い、二つの本性を強調し、一人格内に二つの本性があるのではないということです。これ以外の理論はすべて異端だと結論を下しました。

このことをもっと正直に言うなら「イエスは人間か神か」という問題は人間の理性で整理することができないということです。 そこでこれ以上論争しないで、イエスは完全な神でありかつ完全な人間であるとだけ述べたということです。

それをもう少し説明しようとして神性を強調すればアポリナリウスのように異端になり、完全な人性だけを強調したらエビオン主義となり、一つの肉体の中にそれぞれ独立した二つの本性を強調すれば、ネストリウスのように異端となって、二つの本性が結合された第3の本性とすればユティケースのように異端になるのです。

 本書で研究しようとするのはイエス様の神性と人性がどのように一つの本性の中に存在することができるのかについてではありません。神性と人性がどう調和を保って一人の人格の中に存在されたのか、その方は人間性を持っておられたのか、神性を持っておられたのかについてでもありません。この論争は過去の歴史の中で多くの人たちが私たちの代わりに戦ってきており、確立してきたものです。それをまた新たに取り出して新しい説を主張しようとするものではありません。 


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