桜も大分咲いてきましたが、今日はあいにくの雨…。
気温もだいぶ寒いですね。季節が逆戻りしたような気がします。
来週末は大阪でも桜が満開?季節が一気に進みますね。


さて今日は久々に小劇場のお芝居を観に行ってきました。
場所はアトリエS-pace。野江の近くにある劇場です。
最近できた路線のおおさか東線を使って降りたのがJRの野江。
まだできて間がない駅ですが結構乗降者が多かったです。
その駅から徒歩6分くらいの場所に劇場がありました。
ナビを使っていきましたが、見た目倉庫みたいな感じ。
大阪にはこういう劇場が多いですね。シャッターが降りてたら全然わからない。
客席はひな壇になってて50人くらいが見れるパイプ椅子が設置されてました。
満席ではなかったですがそこそこ席は埋まってました。
小劇場なのでオペラいらず。前から2列目で観れるのは嬉しいです。
 


それでは本日の観劇レポートです。
以下ネタバレします。気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。


劇団皆奏者 第七公演『騙しきれないよベイビー』      
作:否カるキ(劇団皆奏者) 演出:神崎真(劇団皆奏者)
~アトリエS-pace~
2023年3月26日(日)天気:雨

<公演時間> 
11:30  ~ 13:30
~休憩なし~

■主な配役 ※敬称略
一暉(劇団カオス)…『烏丸紳』(伝説の恋愛詐欺師。バー「ネスト」のバーテンダー。)
ワタムート(劇団エクステ/株式会社バクワラ)…『鵜飼佐吉』(情報屋。 烏丸の相棒…​!?)
中島ゆきこ…『藤原つぐみ』(女優志望。)
結城全一郎(げきだんかえる)…『雉村良平』(ルポライター。)
井上芯…『小桜春美』(ネイルサロン店員。 島江の親友。)
百々衣織…『島江早紀』(古美術商店員。 小桜の親友。)
神崎真…『福山』(保険会社の営業職。)
ベル…『マダム』(元ホステス。 バー「ネスト」の常連。)                

■あらすじ
伝説の恋愛詐欺師、
烏丸が営むショットバー。
そこへ元相棒の情報屋、
鵜飼が転がり込んでくる。
『やばい情報を掴んじまった!
このままじゃ殺される助けてくれ!』
逃亡資金を調達するため、
カモを探して婚活パーティー。
しかし集まった参加者達は、
どいつもこいつも曲者で!?
偽りだらけのロマンスコメディ、
ここに開幕!!


[感想]
伝説の恋愛詐欺師の烏丸と元相棒で情報屋の鵜飼が婚活パーティを主催。
目的は殺し屋から逃れるための逃亡資金の調達。
しかし集まったのは女優志望にネイリスト、古美術店員、元ホステス等曲者揃い。
烏丸と鵜飼の思惑とは別に婚活パーティはあらぬ方向に向かっていく…というのがストーリー。

この舞台は推理要素ありコメディあり恋愛要素ありということで結構盛だくさん。
非常に見応えがある物語で120分という長丁場を忘れさせてくれる舞台でありました。
千秋楽なんで思いっきりネタバレ書きますけど、主演の2人は実は名前を偽っていた…。
烏丸が実は鵜飼であり、烏丸だと思ってた人物は実は烏丸の詐欺被害に遭った女性の弟。
ひょんなとこからこの被害女性の弟がバーに飛び込んできた…というのが始まり。
でもお芝居でこのことを知るのは結構物語が進んだ中盤以降…。
殺し屋に捕まり殺された…と思ったら1年前に遡りこの真相を知る…。
いやぁ、よくできた物語だと思います。自分だったら殺し屋がでてきてジエンドだったかも…。
でもそれだったら芝居にならない?私は脚本家には向いてないのでね(笑)

このお芝居、ほとんどオンタイムで始まる。小劇場ってだいたい5分遅れから始まるのが通説。
でもここは予定の11時半に開始。でも最初は前説でそれが終わると即本番。
こういうスピード感でやってくれると客としてはありがたい。
タイムイズマネーっていいますからね。時間は1秒1秒大切なのです。
そして最初はダンスから始まるのも斬新。ミュージカルではないけど期待感が膨らみます。
そんな中で中島ゆきこさんの足さばきはさすがでしたね。さすがプロのダンサー。
1人でその足さばきに見とれてました(笑)
その中島さんは今回女優の役。妹が烏丸の恋愛詐欺にあって復讐のため?に参加。
劇中では烏丸がゆきこさん演じるつぐみに一目惚れし、婚活パーティで告白。
その場面ではつぐみに振られた烏丸だが、最後に真相が明らかになった場面では友達からということでOKをもらう…。この場面が個人的には凄く良かったなぁ…と思いました。つきあってはくれないけどまずは友達から…。今っぽくていいじゃないの…というのが個人的感想。
それにしても、今回出演してる女優さんって全員綺麗ですよね。井上芯さん、百々衣織さん、ベルさん。この方が出てる婚活パーティ。ぜひ自分も参加したいです(笑)
偽りだらけのロマンスコメディ劇団皆奏者の『騙しきれないよベイビー』。
結局、騙されたのは客だった…ということでよろしいんでしょうか?
 

…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度△(椅子お尻痛い)
…で10点満点中、9点です。


以上です。

※カーテンコールの時に撮影許可タイムがありました。

ゆきこさん目線いただきありがとうございました。