こんばんは。たかしゃんです。

明日は土曜日!!

世間一般はお休みですが、我々ムサビ生は土曜も通常授業です。

あしたは6期の最後。というわけで講評日。


美大生日記⑩で紹介した絵画の授業の最終日です。

みんなの作品がどのように仕上がるのか、そしてどの作品が良い評価を受けるのか...

正直、絵の巧拙が大事ではない授業なのでそこらへんが一番楽しみです。

今回、この授業を通して感じたことがあります。


「逃げ道を作って行っても側から見れば逃げじゃない」


ということ。

前回の記事にも書いた通り自分は絵がうまいわけでも独自のスタイルがあるわけでもありません。

しかし、絵の題材(モチーフ)と向き合い、自分なりの答えを導き出す必要があります。

一体、どうするか。ものすごく悩みました。

そこでたどり着いたのが、書道です。

自分は幼い頃から書道を細々と続けていてなんやかんやで今もやっています。

普通よりちょいうまレベルですかね。でも自分を表現するツールで特徴的なのってそれぐらいしかなくて。それが自分なりの答えかなって。

別にそんな個性個性みたいに拘らなくても、自分が楽しんで描くことができればそれが一番。

でも、絵が好きでもない人間にそんなアプローチはできません。

いい作品ができる。これを達成する一つの目安に「自分が納得する」ということが含まれてくるのではないでしょうか?

「納得した作品描けてる?」制作途中、友達にこう声をかけられました。

僕はハッとしました。「納得」それを意識してなくて。でも周りの人は気にしていました。

「これは違う」って。

自分が気にしていたのは周りの目。すなわちしょうもない虚勢。プライド。

しかし、周りは自分と向き合ってたって訳なんですよね。

だから僕は逃げました。周りの目から。

でも結果は意外と良かったです。

周りに追いつこうとすればするほど個性からかけ離れ、失敗します。

自分の得意な方に行って、周りから逃げたとしても自分のフィールドで自分の世界を完成させればいいんじゃないのかな。

そんなことに気づいた気がします。


ちなみに周りのみんなの作品はどれも本当に良くて、それらを傍らに作業できたのは幸せでしたね笑




で、来期。来期の授業はオンラインが決定してしまいました。理由は1年生全員が集まるから。

絵画の授業は自分の学科ともう1学科で2学科合同の授業でした。

正直、筋が通ってない感が半端ないです。対面は面倒くさいんだよ!と教授がもしそう思っていらっしゃるならハッキリと口に出していただいた方がスッキリします。

生徒諸君を思っての結果、みたいな雰囲気が少し腑に落ちないですね。

せっかく、絵画で同級生とお話する機会が増えたのに非常に残念です。

何かオンラインを皮肉ったことをやりたいですね。

ほんじゃまた。