ウインのワクワク「LIFE」

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            琴線に触れるものを探して

記事より

 

愛国教育強化で小学生の親世代、嫌気 移民流出 香港


5年後、小学生数36.5%減 香港教育局発表

 

香港ではスパイ活動などの防止を目的とする国家安全条例が3月施行され、反政府活動を完全に抑え込んで低迷する経済復調を目指す。政府は愛国教育を強力に推進し、幼少期から中国人として帰属意識、愛国忠誠心を徹底啓蒙し、政府への反抗の芽を抹消させ、外国勢力への警戒を強める動きに失望する香港人は海外移住し、人材流出も懸念されている

 

 

香港では4月15日、中国の習近平指導部が定めた「国家安全教育日」を迎え、記念式典行事が行われた。政府トップの李家超行政長官は演説で「敵対勢力が香港への攻撃を続け、国家安全の脅威がウイルスのように広がりかねない。外部勢力が香港を虎視眈々と狙っている」と述べ、米欧など西側諸国が反政府活動を扇動して混乱を醸成させることへの警戒感を強めている。

 


▲4月15日、国家安全教育日の記念式典で演説する香港の李家超行政長官

 

3月23日に施行された国家安全条例をワクチン接種にたとえ、「(ワクチンだけでは)ウイルスは自動消滅しない」と語り、国家安全条例を駆使し、「外国勢力」への警戒を呼びかけ、スパイ活動を全力で取り締まると強調した。

 

▲4月15日、香港のコンベンションセンターでオンライン演説を行う夏宝竜・香港マカオ事務弁公室主任

 

中国政府で香港政策を担当する夏宝竜・香港マカオ事務弁公室主任は香港の式典にオンライン演説し、「国家安全条例は市民の安全、発展、生活を保護するための条例。(香港の)伝統的な利点は永続的なものではなく、新思考が必要。香港を支援し、繁栄させるための新たな措置が間もなく登場する」と述べ、中央政府からの新たな支援策が打ち出されることを示した。

 

政府予測でさえも今後5年間で香港の小中高校生の数が2~4割減少するほどに迫っており、精神疾患と診断される小中高校生も過去5年間で急増。政府統計では小学生が2.6倍、中高生が1.5倍増えている。蔡局長は小中高生たちの精神疾患急増の原因を「全世界的なコロナ感染の影響が大きい」と説明し、香港の急速な愛国教育導入による生徒たちの精神的な混乱には触れようとしない。

 

 

 

 

気にかかった文章】

 

第二章 暗号解読

「ヴェノナ作戦」の解読作業は、1970年代には規模を縮小したが、1980年10月1日まで続いた。~しかし、その成果は1995年まで秘密にされたのである。

 

「ヴェノナ」がもたらした情報によって、FBIはソ連の主要スパイのいくつかと、個別のエージェント数人を無力化(訳注:活動できないようにすること)することができた。しかし、「ヴェノナ」の実際の成果はそれ以上のものだった。規模は小さいが、イギリス、カナダ、オーストラリア、などの他国で活動するソ連のエージェント網も把握し特定したのだ。

 

アメリカの当局はこれら関係国の防諜機関と情報を共有し、それによってより多くのエージェントが無力化された。

 

 

第三章 アメリカ共産党の地下組織

第二次世界大戦中のソ連の対米スパイ攻勢の大きさとその成功は、1930年代のアメリカ共産党による地ならしと支援によるところが大であった。

 

1919年の(アメリカ共産党)宣言文にはこうある。「我々の共産主義運動は、ブルジョワ議会国家を『乗っ取る』ことではなく、それを征服し破壊することをめざすものである‥‥プロレタリアートが、フルジョワジーを強制し抑圧するために自らの国家を作ることが必要なのである」。

 

これらの(アメリカ)共産党地下組織は第一義的にスパイ・インテリジェンス機関だったわけではない。しかし、これから見るように、そのような地下組織が政治活動を通じ世界革命を促進するという本来の活動から、「世界革命の祖国」つまりソ連をスパイ作戦で支援する活動に移行するのは比較的容易だった。

記事より】

もったいない」を漢字で書くと「勿体ない」になります。

 

「勿体」の元の意味は、「物のあるべき姿、本来持つ価値、本質的なもの」です。

 

 つまり「勿体ない」とは、「本来の価値がなくなってしまう、または損なわれてしまう」ことを惜しむ言葉なのです。

 

日本人のあり方の原点「清き明(あか)き心」として考えるならば、「人は生まれながらにその身のうちに神様を宿し、美しく清らかな存在である」はずなのに、「異心」に覆われてしまうのは「勿体ない」という意味になります。

 

標準装備として受け継いできている本来の価値や本質的なもの(=勿体)を忘れたり、使わないのは、文字通りもったいないことなのです。