社会人になって最初に入社したのが、監査法人トーマツであり、最初から専門家としてキャリアを開始した私。筋金入りの「専門家脳」だと自覚してきました
そのため、食いっぱぐれはないのですが、大きな悩みもありました。
「経営者脳」に進化させられないことです。
お客様の数字を見ればピンっとおかしなところが分かるのに、自分の会社の数字となると、どうも勝手が異なる。
起業してちょうど4年。
さすがに会社をつぶすことはないまでも、どうも、会社の未来を明確にを描けない状態が続いていました。
そんな私の脳が、いよいよ変化して「経営者脳」になってきました。
おそらくは、昨年末から継続開催して、7月に8回目を迎える弊社主催の戦略マネジメントゲームの成果です。
このゲームでは、経営を疑似経験できます。
得られるのは、知識というよりは「気付き」です。
・資金繰りに窮する状況に、経営者はどのように陥るのか。
・ピンチのときに、自分はどのように考える人間なのか
・同じ条件の中、どのような行動を取る人が前に進めるのか
知識としては、「知っていた」ことが多いのに、いざ自分のことになると別物のように感じる。
人生ではよくあることかもしれませんね。
失恋しかり、リストラしかり、出産育児しかり、闘病しかり
経験を経て、人はタフになるし、リスクを想定しつつ挑戦するようになれるのでしょう。
この春ごろになって、私は、急に自分の脳の動きが以前と全く違うことに気付きました。
なんだか、見えなかったものが見えるようになっている・・・
ある時突然、電車で「もうすぐ降りる」人が見分けられるようになったときに近い感覚です。
そこで、自社の決算数値を見直し、事業計画を改めて眺めてみました。
今まで、あまり面白いと思えなかった自社の数字が面白くて、眠れないくらいに集中して見直してしまいました。
これはまさに、経営者脳これから、少しずつ、いろいろな点を変えていこうと思います。
ワクワクします
さて、そんな事業計画の見直しの中で、一番目を引いたのが当の「戦略マネジメントゲーム」部門。
お客様に成果が出ると確信しており、費用対効果抜群のコンテンツであるにもかかわらず、集客がいま一つです・・・
何がいけないのか?!考えて、改善のための結論は・・・
意識してうたっていた「会計専門家向け」の縛りを撤廃することにしました
今まで、「会計専門家向け」としていた一番の理由は、ゲーム→決算(計算)、ゲーム→決算、のサイクルのうち、決算の時間を短縮できて、たくさんゲームができるから、ということでした。
しかし、リピーターの参加者の方も増え、参加者で計算サポートをお手伝いしてくれそうな方が多くなっています。そのため、会計専門家に限定しなくても、参加者全員の計算を短時間で行うことが可能になったと判断しました
もう一つの理由は、多様なバックグラウンドの方がいらした方がゲームが面白くなると気づいたからです。今までの7回の開催でも、会社を潰すのは圧倒的に公認会計士が多いという、やや不名誉な実態が明らかになっています
計算は、当然ながら抜群に早いのですが・・・。
そして、何よりも。
単純に、なるべく多くの方に参加していただきたいという思いが、どんどん強くなってきたからです。
この研修は、本当に学びが多く、そして面白いです
今まで、「気になっていたけど、計算についていけなそう・・・」
と思っていらした方にも、ぜひ参加を検討していただきたいです。
独立している方はもちろん、組織に属している方も、きっと上司との会話や取引先とのやりとりで役に立つと思います
次回の開催は、ちょうど1ヶ月後、7月17日(月祝)。
三連休の最終日に一日家を空けるのは難しい・・・という方も多いとは思うのですが、未来への投資だと考えて、ぜひご参加ください。
お待ちしております