大学院生が学問に身を寄せながら恋と結婚を論じるブログ。じつは大学には結婚相談所があった。就職するにも結婚するにもどこか特別なカテゴライズになってしまう大学院生。私にだって結婚願望はあるし、むしろ同期の女子友がドンドン結婚していく中で孤独と焦りにコテンパンにされている毎日。そんな私が、大学の結婚相談所で垣間見た恋愛事情を書き下ろそうと思います
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婚活の前に結婚の自分定義を議論しておく

大学の結婚相談所、潜入秘話は少しさておき、結婚観について議論したいと思います。結婚することにもしないことにも、メリットとデメリットがあるて思っています。言い尽くされていることだと思うけど、単純に「結婚=幸せ」でないと。

私の周りにも、幸せな結婚をしている人はいっぱいいますよ。もちろん。うちの両親は仲がいいし(何で母親はそんなに父のことが好きなんだろうと疑問に思うぐらい)学生時代の友人たちも(まあ、まだ長くても結婚6年目ぐらいですが)、みんな幸せな?結婚生活を送っていると思う。

だけど、舅、姑問題に始まり、仕事でほとんど家にいない夫、家にいても(家事以外)周囲に友人もおらず何もやることがない専業主婦・・・・・・結婚しなければ発生しない人生の問題は多岐にわたります。理屈っぽく言うと、結婚に後悔する可能性は結婚した瞬間に生まれるといっても決して過言ではないはずです。

もともと赤の他人同士が婚姻届という紙切れ一枚で人生の絆を結ぶわけですよ……、人間関係を約束したものに上書きするほど、婚姻が人生をリードしてくれる力はないと察します。

加えて、みんな、それぞれ、それなりに問題を抱えてて、それをうまく対処したり、とりあえず考えないて方法をとったりして、結婚生活を維持してるんだなっていうのも、いっぱい見ています。

で、独身時代の生活が嫌で(仕事を止めたいとか転職とか)、生活を変えるために結婚を選んだっていう人、つまり、自分のために結婚した人は、やっぱりどこかで結婚が破綻している率が高い気がする。つまり離婚。

結局、人の人生におんぶされて幸せになろうとしているわけだけど、人の人生は人の人生で、夫であっても自分の思い通りになるわけじゃないから。離婚って、いつもいつだって……結婚の裏側で出番を待っているんですよね。打算は狂うと修正が効かず、愛情は不滅の存在ではないのです。


極論をいえば、結婚は制度に過ぎないとは思っています。人が作ったシステムだからね。時代によっても結婚の形態って変わるわけだし、昔と違って、同棲や内縁や夫婦別姓やら別居婚やら……とにかく男女の関係は複雑でバラエティに富んでいます。恋愛結婚て、たかだかこの数十年のものだし。あ、否定するわけじゃないですよ。

私の結婚観、基本スタンスは、「自分も所詮、社会的構築物にほかならない」なので。
まあ、簡単にいえば、俗っぽい人間てことです。
だから、結婚は社会制度に過ぎないけど、その社会に生まれちまった私は完全に無関心でいられるわけじゃないわ。となります。

うーん、なので、今よくある結婚って、
1)完全に家族が運命共同体として暮らす
2)完全に自立した人間が便宜上、一緒に暮らす
のどっちかだと思うのですが、

1)の場合、やっぱり旦那が主で、妻は従になりがち。というか、社会システム的にはその方がお得に出来ている。(税とか社会保障制度とか)
2)の場合、子どもを嫡出子(婚姻内子)にしなければと思わないなら、今の日本の制度では結婚する意味はあまりない気はする。でも、日本の場合、嫡出子にこだわる文化がありますからねぇ。私生児とか今でも言われているのかな。

で、私は俗っぽい人間だし、寂しがり屋でもあるので、一人で生きていくことには限界があるだろうし、2)の形態もたぶんとれない。
と、フツー?の結婚をした方が良いんだろうし、したい気もするけど、いろんな意味でのデメリット(列挙すると、落ち込むので止めておく)を考えると、単純に「結婚する!」とはなかなか思えないのですよね。
大学院生として、今のペースで研究&仕事をやるのは、とりあえず無理だろうとかね。


まあ、結婚する前に、あれこれ考えても仕方がないとは思うけど、皆さんは考えませんか?
1)結婚なんてするもんじゃない。
2)結婚や恋愛にはもともと興味なし。
3)なんとなく、今は結婚しようとは思わない。(メリットが感じられない)
4)結婚したいけど、できない。

ていう感じかなと思ったりするのだけど、「結婚は良いよ、良いよ、幸せだよ」て書く必要なぞ、あまりなく、私のように「結婚て何なのさー、とりあえず、今の私はこう思う」ていうことを書いて、他所からの意見を仕入れて、て感じでいいのかなと思っています。


結婚していないから、結婚について色々考えるのは無駄ってこともないだろうし。
まあ、考えすぎると結婚できなくなると言うのは重々承知ですが。

でも、大学に出戻り組の大学院生、この年になると、それなりに結婚しようと思った相手もひとりやふたりはいるし、一生共に生きていく人だと思ったこともあるし。て方がほとんどじゃないですかね。
もちろん、思考の根本から達観していて、関心なし!て方もいるだろうけど。
自分は結婚していなくても、付き合った相手が結婚していた場合とかは、嫌でも結婚システムに組み込まれると言うか、結婚について考えたりしますよね。

考えすぎて、破綻するて場合もあるかもしれないけど、相手の家族の問題とか、外的な条件によって破綻した(結婚まで至らなくて別れた)場合、結構いろいろ考えちゃう気がするのですが。結婚となると、やっぱり家族の問題が噴出しますよね。

それから、経験していないから、何も言えないっていうのは、絶対にないというのが私の考えです。「甘いな〜」とかはあるとは思うし、経験したからこそ分かることもあるだろうけど、経験しなかったからこそ客観的に見えることもあると思っています。
子どもを産んでいなければ、保育者(保育士や幼稚園教諭)になれないのかという問いと同質かもしれません。
まあ、これも、「子どもを産んでいない人間に、預けられない」とおっしゃる方もいるようですが。


なんだか、話がそれました。
結局、結婚するにしても、しないにしても、それなりに覚悟と努力が必要なんじゃないかってことです。
自分で決めたことに対して責任がもてると言うか、腹をくくれると言うか。
「結婚=幸せ」という価値観を絶対的なものだと思える人のほうが幸せと言うか、人生満足度は高いのかもしれないとは思うけど。
いまさら無理ですけどね〜。私の場合^w^
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