「タイヤ滑り止め装置」プロジェクト記事の5回目。
今回は、この装置の考案者(特許 第7228741)である山田朝夫さんにフォーカスした記事です。
いきなりこのページに辿り着いてしまった、という方は2回目の「特許篇」も併せてお読みいただければ幸いです。
私・店主は、商品のお届けも含めますと、山田さんのご自宅へは今回で3度目の訪問となりましたが、あらためて情熱に驚かされることがありましたので、少し書いてみたいと思います。
[山田さん宅の実験コースにて]
これまでの記事の中で、「クルミをヤスリでいう100番くらいの粒子にしたもの」を実際の砂の代用品として実験に用いていることはご紹介しましたが、ここに辿り着くまでの経緯がスゴイ!
いちばん最初にお電話をいただいた際に、「砂漠を走れるタイヤを実車に付け実用化を目指している」というお話を伺ったときは、理解が追い付かなかったのですが、今回は山田さんの本気度がより明確に伝わりました。
まず、実際の砂漠の砂を使用し、それぞれの特徴を研究をされている点です。

実際に海外に行かれた方からのお土産(というか研究材料)を見せていただきました。

私はこのように何か一つのことに探求心を持って臨んだことがありませんので、本当に頭が下がる思いです。
さらに、その砂に一番近い粒子を探し求めて、様々な番手のヤスリを研究。

その末に辿り着いたのが、実際の砂漠に最も似ている「クルミをヤスリでいう100番くらいの粒子にしたもの」だったわけですね。
そして件の特許「タイヤ滑り止め装置」について。
翻訳機を使用しての英文版もございますので、ご興味を持たれた方は、ぜひ拡散お願い致します。
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また、「タイヤ滑り止め装置」以外にも製作されているものが!
◆エンジョイクラフト ホームページ
上記のサイトから一例をご紹介しますと、取扱商品の中にある「テントウムシ」がこちら。

お子様の遊具としても、また荷物を運搬する際の台車にもなります。

サイズ感は、ラジコンと比較してこのような具合になります。

それぞれの商品は、完成品のほか、キットのみでの販売もあるとのことですので、こちらもご興味ある方はサイトにある電話番号でもよいですし、当店にご一報いただいてもOKです。
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「何があっても何度でも同じ夢を見る―」
私・店主も、かつてそんな気持ちで「夢のある模型店・元気っ子さん」を営んでいた頃の気持ちを少し思い出す機会となりました。
ありがとうございました。