酒ログ 日本酒飲み歩記

酒ログ 日本酒飲み歩記

東京都内及び神奈川県を中心とした、居酒屋探訪記。日本酒の各銘柄を極めるという目標で、美味しい日本酒と肴を求めてひたすら飲み歩く。

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秋風が吹くと、ひやおろし、秋あがりが恋しい季節に。暑さを吹き飛ばす爽快感あふれる夏酒から、しっとり味わいのあるひやおろし・秋あがりが楽しめる。

口あけは、この4本。

 

「富久長 純米吟醸 秋櫻 ひやおろし」(広島・今田酒造本店)、二夏越えの同じ蔵元の「富久長 超ひやおろし吟醸酒 秋櫻 2年熟成」。サラリと切れのある一夏越えとまったりコクのある二夏越えを飲み比べた。

次の2本は、「播州一献 純米吟醸 無濾過原酒 ひやおろし」(兵庫・山陽盃酒造)、「不動 ひやおろし 純米吟醸生詰原酒」(千葉・鍋店)

 焼き鳥も刺身も美味しい東急田園都市線溝の口の「遊家本店」(050-5571-0624)

に、久しぶりに。日本酒の品揃えもなかなか気に入っているのだが、店に入ったら様子が変わっている。カウンターと座敷の造りが、カウンターと椅子席の今風に。

 

 まずは、「赤い車でドライブを」というネーミングに惹かれて、「19 Andiamo(アンディアーモ)(長野・尾澤酒造場)を。女性杜氏の若いこの蔵元は、ラベルのデザインが、かわいらしい。味わいはともかく、ラベルとネーミングでつい飲んでしまう。尾澤酒造場のラベル、別タイトルでまとめてみる。

 

 長崎の離島・壱岐の「確蔵 特別純米酒 僕らの想い」(長崎・重家酒造)、「山和 純米吟醸 美山錦50(宮城・山和酒造店)、「萩の鶴 純米酒」(宮城・萩野酒造)、「クラシック仙禽 山田錦」(栃木・株/せんきん)を美味しくいただいた。

 東急田園都市線たまプラーザ駅のそばの「炭焼き 大」(045-5868-0777)で、日本酒メニューの中に「魚介類に合う日本酒」という惹句の銘柄を見つけ、オーダーしてみた。白麹仕込みの「富久長 白麹 シェルラバース」(広島・今田酒造本店)

 ラベルは、日本酒のイメージから離れた女性らしいかわいいイラスト。裏のラベルを見ると八反草の使用割合70%とある。聞きなれない酒米だが、調べてみたら八反錦のルーツになる酒米で、絶滅品種だった八反草を蔵元の今田酒造本店が15年かけて復活させたものだそうだ。100年ぶりのことだという。

 この八反草を使用し、魚介類にあうシャープで酸味が際立つ爽快感あふれる飲み口に仕上げた1本。

 新宿は思い出横丁にある「大黒屋」(03-3342-2003)でひやおろしを堪能。

  

この一画、今は思い出横丁と呼ぶが、学生時代に通ったころの●●●●横丁と言ったほうが私にはしっくりくる。隣にある居酒屋「安兵衛」とともに、日本酒の品ぞろえには定評がある。

 

久しぶりに立ち寄ったが、やはり飲みたかったラベルのひやおろしが。

「鳳凰美田 純米吟醸酒ひやおろし 限定品」(栃木・小林酒造)から始めて、「羽根屋 純米吟醸ひやおろし」(富山・富美菊酒造)。〆は、「陸奥八仙 特別純米 ひやおろし ミドリラベル」(青森・八戸酒造)

 

 日本酒の秋が来た!

 居酒屋には、夏の終わりと秋の始まりが同居を始めた。いよいよ「ひやおろし」のj季節がやってきた。名残惜しい夏の日本酒はこの7本。

 

「篠峯 夏凜 純米吟醸 雄町」(奈良・千代酒造)、「琥泉 純米吟醸 夏の原酒・一火」(兵庫・泉酒造)、「鶴齢 特別純米酒 爽醇」(新潟・青木酒造)、「富久長 辛口夏吟醸 プラスX(広島・今田酒造本店)、「浅間山 夏にごり 純米酒」(群馬・浅間酒造)、「19 純米生原酒 Il Cumulonembo(入道雲)(長野・尾澤酒造場)、「AKABU SEA 純米」(岩手・赤武酒造)

 神社に行くと、奉納酒樽の連なりと出会う。明治神宮は、菰樽の数が多くどんな蔵元が奉納しているのかと確かめてみた。

 

「日本盛」、「菊正宗」とか「大関」、「黄桜」など大手酒造メーカーは複数の樽が並ぶが、それらを飲むことはない。さて、私が居酒屋で飲む蔵元はと目を凝らしてみた。

 

まずは、「新政」(秋田・新政酒造)を見つける。「鶴齢」(新潟・青木酒造)、「香住鶴」(兵庫・香住鶴)、「刈穂」(秋田・秋田清酒() 刈穂酒造)、「生酛のどぶ」(奈良・久保本家酒造)、「開運」(静岡・土井酒造場)・・・・・他にもいくつかあったが、それぞれ樽は一つ。が、「鳳凰美田」(栃木・小林酒造)だけが複数の3樽も!!!

 

 日本橋高島屋近くの「純米酒専門 粋酔(すいすい) 日本橋東京店」(050-5590-4363)。今まで、不勉強で鹿児島県と沖縄県には日本酒の蔵元がないと信じていたが、この店にはすべての都道府県の日本酒が。

 

 席に座り、まずは「鷹来屋 特別純米酒 夏季限定清酒」(大分・浜嶋酒造)を注文すると、「飲み放題にしますか?」と聞かれた。日本酒リストの冒頭に。「2時間/2900円」「2時間半/3450円」とある。迷わず、2時間を。単品の場合、100㏄でグラス1560円。2時間半の飲み放題ならば、通常のリストにないラベルが10種類程度加わる。肴も日本酒に合うものが多く、味もレベルに。

 

一昨日ブログに書いた「鷹来屋」、「天青・・・」、「七田・・・」、「東力士・・・」の他に、「篠峯 夏凜 純米吟醸 雄町」(奈良・千代酒造)と「篠峯 純米 無濾過生酒 愛山」の飲み比べ。「作 純米吟醸 プロトタイプN(三重・清水清三郎商店)および同じ蔵元の「鈴鹿川 爽薫旨口 吟醸」の飲み比べ。「鳳凰美田 剣 辛口純米瓶燗火入」(栃木・小林酒造)の後、〆に、やはり夏酒の「琥泉 純米吟醸 夏の原酒・一火」を。

「夏酒のその後⑤」で、今シーズンの夏酒は打ち止めと言ったものの、飲んでないラベルに出会ってしまい、舌の根も乾かぬうちに、その⑥。まだまだ、暑い夜は続くことだし・・・

 

「七田 夏吟」(佐賀・天山酒造)は、心地よいかすかな酸味が夏酒ならではのスッキリ感を演出。

「鷹来屋五代目 特別純米酒 夏季限定清酒」(大分・浜嶋酒造)。切れ味のよいスッキリ感の辛口。

「東力士 トロピカル純米 酔夏(すいか)」(栃木・島崎酒造)は、まずラベルの夏感覚に、座布団一枚!フルーティーな味わいとシュワっとくる酸味の組み合わせが絶妙。

「天青 純米吟醸 千峰 夏」(神奈川・熊澤酒造)。この4本の中で、いちばん清涼感あふれるラベル。喉ごしがスッキリ過ぎて、物足りない人もいるのでは。

 

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 間違って認識していた。浜松町にある日本酒の店で、「日本最南の蔵元」として、宮崎県延岡市の「千徳酒造」の「純米酒 GUUONE」が置かれていて、このブログに書き込みをしたが、実は、沖縄県に日本酒を醸す蔵元があることを知り、さっそく飲んでみた。ごめんなさい。

 

「黎明 純米吟醸」(沖縄・泰石酒造)。ラベルに、「日本最南端・沖縄唯一の清酒」とある。九州産の一般米であるレイホウを使用した純米吟醸で、口に含んでみると、それなりの旨味を感じるものの、よく言えば無骨、悪く言えば荒っぽい印象。決して、よくない酒ではないのですが、、、

 いよいよ夏も終わりで、たぶん夏酒シリーズもこれが最後。東急田園都市線・三軒茶屋のお気に入り立ち飲み居酒屋「采」(03-6453-4511)でいただいたもの。

「吉乃友 夏の軽快!生酒」(富山・吉乃友酒造)、「中島屋 夏純吟」(山口・中島屋酒造場)、「文佳人 夏純吟」(高知・アリサワ)3本。

 

 このブログで取り上げた今シーズンの夏酒は、81本。それにしても、飲んだものです。